処方薬もアマゾンから買う
肩の痛みがあって、近所で評判のいい整形外科に行った。
レントゲンを撮って診察してもらう。
頚椎に一箇所が少しゆがんでいて神経に触り、痛んでいるという診断。
「神経の痛みをとる薬と温湿布を出しておきますね」
医者はパソコンの画面を見ながらそう言う。
「藤村さん、アマゾンのアカウント持ってますよね」
「はい、プライム会員です」
「それじゃ・・・」医者はタブレットをボクに渡し「ここにアマゾンのIDとPASSワードを入れてください」。
ボクはタブレットにアイパスを入れる。
「来週か再来週にまた診察に来てください」
「ありがとうございます」
整形外科から家に帰ったのが午前11時30分。
自宅のキッチンでパスタを茹でているときに、宅配便がきた。
さっき処方された薬が届いたのだ。
昼、12時10分。
薬局に行かなくても、アマゾンが1時間以内に届けてくれる。
本当に便利ないい時代になったと、トマトソースのパスタを食べながら思った。
情報不足が一番怖い
上記の話は、もちろんボクの妄想です。
東京のエクスマセミナーで、話した一部です。
アマゾンが全米50州のうち12州で処方薬販売の許可を得たと言うニュースを見て、想像した日本の未来です。
日本の場合は、法律があるから、すぐにはこんな状態にはならないと思うけど、いずれなるだろうな。
法律はどんどん変わります。
ちょっと前まで薬は通販できなかった。
今はかなりの種類ができるようになりました。
そのほうが社会のためだからです。
法律は業者を守るためにあるのではなく、社会をよりよくするためにあるのですから。
いずれ処方薬だって、アマゾンが販売する日は必ずやって来ます。
去年(2017年)の年末に、エクスマセミナーの懇親会である女性に質問されたことを思い出します。
「先生、ウチの子、小学5年生なんですけど、将来が心配なので国家資格を取らせようと思っているのですけど、どんな資格がいいですかね?」
「どんな資格を考えているのですか?」
「薬剤師の資格を取らせようかと思っているのです」
将来が心配で薬剤師の資格を取らせようと思っているのなら、それは間違った選択です。
だって、薬剤師はこれからどんどん仕事がなくなっていく職種だと思う。
人工知能とロボットの影響をモロに受ける職種です。
薬を正確に処方する、患者さんの過去のデータを全て把握する、薬の説明と飲みかたを解説する。
これを人間よりも精度高くやってくれます。
さらに日本でも、あの巨大企業アマゾンが処方薬に本気で参入してきたら、現在法律で守られている薬局はかなり痛手を被ることになります。
子供の将来が心配で、薬剤師の資格を取らせようとする考え方が間違っていると思う。
今更、レンタルビデオ店を開業するような人はいません。
それと似ていることだと思いませんか。
情報が足りないと、間違った将来を選択してしまう。
今、年々出願率が減っている資格ってあります。
将来、その資格を持っていても、仕事が不足するから魅力がなくなっている職種。
例えば弁護士、弁理士、税理士、行政書士などなど。
確実にAIに代替されるのが予想されている職種です。
でも、先を予想できる情報を知らないと、それすらわからない。
もっともっと新しい情報に敏感になること、世の中が今、どこに向かって、どうなって行くのかを感じ取ることが大事なのです。
相当危機感を持ってもいいと思う
今の時代、どんな業種でも「危機感」を持つことです。
自分の業界に、全く違う業界からいつ「黒船」がやってくるかわかりません。
ゲスト講師で登壇してくれた大河ドラマ税理士、山本やすぞうさん。
今やっている大河ドラマ『西郷どん』の話もしてくれました。
幕末の薩摩藩は情報収集力がハンパなくすごかった。
琉球を使って海外と密貿易をやっていました。
だから世の中では今、何が起きて、どういう方向に向かっているのかをいち早く知ることができた。
藩主、島津斉彬(ドラマでは渡辺謙が演じている)は危機感を募らせていきます。
このままでは、日本は欧米列国の植民地にされ、日本人は奴隷のようになってしまう。
狭い日本の国の中で、諸藩が争い、くだらない権力闘争をしている場合じゃない。
そんなことをしていないで、日本国が一丸となって西欧列強に立ち向かわなければならない。
そのためには新しい技術や考え方を積極的に取り入れ、近代化をしよう。
情報収集
危機感
イノベーション
そういう流れです。
情報はとても大事です。
にもかかわらず自分の業界の情報すら知らない会社が多い。
知らないから、危機感を持てない。
だからイノベーション(改革)できない。
ボクは様々な業種を見ていますが、かなり危機感を持っています。
あなたも、相当危機感を持ってもいいと思う。
マーケティングの概念を変える
もう一人のゲスト講師は、白藤沙織さん。
Web製作会社の役員さんです。
本人もwebのエキスパート。
彼女の話を聞いていて思った。
今求められているのは、マーケティングの概念を変えることだなってこと。
現代社会、企業はマーケティングがすべてと言っても過言ではありません。
でも、今まで言われてきた、MBA的なマーケティングとは違います。
新規客を獲得するとか、顧客のロイヤリティを作るとか、そういうマーケティングではありません。
わずか数年前(2010年くらいまで)に機能していたマーケティングは、ビジョンを決め、消費者向けのシナリオを企業がコントロールしながら実施することでした。
しかしながら現代は、SNSとスマホがコミュニケーションをカンタンにし、人々の考え方や行動に大きな影響を与えるようになった。
普通の人々がコミュニケーションをコントロールする割合が、大きくなってきたということです。
マーケティングやブランドを企業側の意図でコントロールすることができない時代になったってこと。
だから古くさいマーケティングの概念を変えることが必須なのです。
あなたとあなたの会社がやることすべてが「マーケティング活動」になるということです。
ブログやSNS、YouTubeなどの、ほぼ予算がかからない便利なツールを使うことができるのです。
そして、今までのマーケティングは企業が発信することが原則でしたが、いまは企業ではなく、個人が主役になりつつあるのです。
だからあなたの仕事のことはもちろん、休日に美術館に行ったとか、ランチはどの店で何を食べたとか、そういう類のプライベートの発信も、全てがマーケティング的に意味があるということなのです。
「命を削ってブログを書け!」とまでは言いませんが、ボクもまたブログをしっかり書こうと思った、白藤さんの講演でした。
時代に合った新しいマーケティングを身につけよう
新しい情報を知らなければ、危機感も持てない、新しいこともしないし、しようと思わない。
だから改革もできない。
その他大勢と同じ境遇になってしまい、選ばれなくなってしましいます。
現代に合った情報収集の仕方や新しいマーケティングのやり方を学ぶことです。
そのためにぜひ、エクスマ塾に来て、エクスマの仲間になりましょう。
エクスマ塾では、SNSを使ってお客さまとつながること。
自分ではなかなかわからない、自分の独自の価値を追求すること。
そして、それをどのように発信するか。
などなどのカリキュラムを通して、あなたが輝く未来を創り出すサポートをしていきます。
あなたが変化を起こす側にいることです。
どうせなら傍観者になるのではなく、未来を作り出しましょう!
以下から詳細と参加表明を!
エクスマセミナー予定
現在募集しているエクスマセミナーです。
以下から詳細と参加表明を!
3月25日(日曜日)北海道比布町エクスマセミナー
【独自の価値を発信すると楽しく成功できる】
4月10日(火曜日)大阪エクスマライブ
【顧客ではなく、ファンをつくれ!】
もうすぐ募集しますが、今後のエクスマセミナーの予定です。
今からスケジュールに入れてもらえたら、嬉しいです。
【5月17日(木曜日)東京】
【5月21日(月曜日)札幌】
【6月13日(水曜日)大阪】
【6月28日(木曜日)豊橋】
【7月17日(火曜日)東京】
【8月23日(木曜日)大阪】
藤村 正宏
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