栄枯盛衰を繰り返している
日は昇り、日が沈み、夜になり、また朝になる時の流れのなかで、人は喜んだり、悲しんだり、笑ったり、泣いたり、いろいろな体験をして、寿命が尽きる時を迎えます。
これは「絶対」です。
すべてのものに、あるべき姿、本質があります。
人間の本質とは、愛の心で生きれば、誰もが人の役に立てるものです。
金銭や肩書きなどは、その時のものです。
絶対的なものではありません。
栄枯盛衰を繰り返すのです。
物事には限界があります。
絶対ではないからです。
社会も刻々と変化します。
努力を信じたり、肩書きを重んじたり、政治でなんとかしようとしたり、いろいろと人工工作しても、必ず変化していくもの。
それは歴史を見ればわかることです。
歴史は事実です。
人の歴史は栄枯盛衰を繰り返してきました。
いつまでも頂点にはいられないものです。
江戸時代、徳川家が日本のトップでした。
200年以上続いた徳川幕府の時代には、誰もが永久にそれが続くと信じていたはずです。
でも、強大な力を持っていた幕府も、明治維新で消滅しました。
いつまでも頂点にはいられないものです。
それならば、天下を取ったような気分になったとき、人を見下げたり、その時の力を絶対と思ったりしないこと。
今が健康でも、いつまでも健康とは限りません。
病気をすることもあるだろうし、肉体が衰えることだってあります。
病気になった時に医者にかかればいいと思うのではなく、病気にならない生き方を心がけることが、真理です。
仕事でもそうです。
仕事がうまくいかなくなった時に、誰かに泣きつき、人のつてを頼ってなんとかしようとする前に、日頃からあなたの能力を生かして、優しい心で愛のある仕事をすることです。
自分の存在が役立つのであれば、積極的に人のために心を使うことです。
これが真理です。
自分たちの思っている認識などは、絶対のものではありません。
株価は上がったり下がったりするものです。
絶対潰れないという保証がある会社はありません。
恋愛をしている男女が「一生愛し合おう・・・」などと言っても、その後どうなっていくのかはわかりません。
でも真理を元に生きていると、その時その時にどう生きたらいいのかが見えてきます。
変化にもすぐに対応できるのです。
すると健康も、仕事も、生活も、うまくいき、希望にあふれた毎日となります。
真理を考えないから、変化にのまれてしまうのです。
知識は絶対的なものではない
人の力や知識は絶対的なものではありません。
絶対と言えるのは「真理」だけです。
真理にそえば、基本に戻れます。
人間は朝から晩まで、争い続けて生きるものではありません。
時にはけんかをしても、仲直りするものです。
自分だけ隠れて得をしようとするのは、人間の生き方ではありません。
自分のことだけを考えていたのでは、心が病んでしまいます。
美味しいものを、あなたがひとりで食べたとします。
そんな時に、どう感じるでしょう。
大切な人を思うはずです。
「自分ひとりで食べていいのかな?」
「一緒に食べさてあげたかった」
「今度、一緒に食べよう」
そう思うはずです。
それが健康な心です。
もし、「自分だけ食べられて得したな」とか「ひとりで来てよかった」、「あいつに食べさせるのはもったいない」などと思うのは、不健康です。
もしそのような感覚があるのなら、何か大切なものをどこかに置き忘れてきてしまっているのです。
もう一度自分を見詰めなおす必要があります。
人は一人では生きられません。
人の力には限界があります。
だから、一人一人の存在、一つ一つの存在を生かすことに思いを向けましょう。
これからは、協力、協調していく時代です。
そうしなければ人も会社もうまくいかない時代に入っているのです。
世の中の限界を知り、真理にそって生きたいですね。
藤村 正宏
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