Facebookに「いいね!」の他「いやだね!」ボタンがあったら…

商業界での打ち合わせ

今日は、早起きして福岡空港から東京に帰ってきました。
全国的に荒れたお天気みたいですが、東京は快晴です。
午前中に打ち合わせがあったので、早めの飛行機に乗ったわけです。

雑誌「商業界」で打ち合わせでした。
編集長の笹井さんと来年の原稿や企画のことをお話ししました。
最近、お店や企業でSNSを使っているけど、なかなかうまく使えないという声が多いそうです。
それで、ソーシャルメディアをどう考えるか、どう活用するかの記事を書いてほしいということ。
たしかに、うまく使っていない会社が多いですよね。
ソーシャルメディア、FacebookやTwitter、YouTube、Instagramなんかは、上手に使うと売上に貢献します。
おまけに基本、無料で。
そういう記事を来年2月発売の「商業界3月号」に書きます。

「店は客のためにある」 商業界ビルの前(笹井さん撮影)

「店は客のためにある」
商業界ビルの前(笹井さん撮影)

Facebookはインターネットの概念を変えた

全世界でのユーザー数が、13億人を突破したと言われるFacebook。
日本でも多くの人によって利用されています。
旅行に行ったり、美味しいものを食べたり、勉強会に行ったことなどを投稿したり、ごく普通の日常的な生活を投稿したり、さらに友達の投稿に”いいね!”したり”シェア”したり”コメント”したり。
さらにFacebookをビジネスに利用しているっていう人もいると思います。
ボクの塾生さんたちの中にも、ビジネスに有効活用している人がかなりの数出てきました。
Facebookで2500万円の家が売れたり、5日間で1000万円の商品が売れたり、数万円するセミナーで100人以上集めたり。
もうFacebookは人々の日常生活に、なくてはならないSNSになった感じです。
なくなったら困る人がたくさんいるわけです。

Facebookはインターネットの概念を変えた。
最近本当にそう思う。
Facebookは実名登録義務があるので、ほとんどのユーザーが実名。
これはとっても大きな貢献でした。

実名登録だということが、企業にとって、使いやすくなったってこと。
今まで2チャンネルに代表されるような、ネガティブな炎上が起きにくくなった。
というか、ほとんど起きません。
だって実名ですから。

Facebookはインターネットのネガティブなイメージをポジティブに変えた。
これがインターネットの概念を変えたってこと。

「いいね!」というボタン。
これが肯定的。
「シェア」という概念も今の時代に合っている。

しあわせなイメージが拡散していく感じです。
アンケートなどをやってみるとわかることですが、人間は反対意見や否定的なことは書き込みますが、肯定的なこと、いいと思ったことは言わない傾向があります。
反応に「いいね!」ボタンしか選べない。
これがFacebookの革命的なことだった。

いいね!以外の感情表現を考えているFacebook

人の投稿に対する感情表現や反応が「いいね!」しかないことに不満がある人もいるかもしれません。

友達の身に起きた「よくないこと」。
たとえば「乗った列車が吹雪のためにもう3時間も停車している」とか「風邪をひいて熱が下がらない」という投稿には、たしかに「いいね!」っていうのは押しにくい。
でも、ボクはそれはそのほうがいいんじゃないかなって思っている。

Facebookのマーク・ザッカーバーグが、「いいね!」以外の感情表現について検討中。
そんなニュースが先日流れてきました。
逆の感情「いやだね!」ボタンは、つけてほしくないな。
そう思うんです。

「気に入らないといった心境を表現するために、“いやだね!(Dislike)” ボタンが欲しいという声は以前からありました。
人には良くないものに対して良くない、と言いたい願望があります。
ですが、“いやだね!” ボタンの設置が有益になるとは思えない」

と、ザッカーバーグは言っている。
そのほうがいいと思う。
いくら実名登録が基本だといっても、「いやだね!」があると、それは炎上やいじめにつながる可能性は否めない。
友達の悲しい投稿があったら、を見て、「いいね!」を押さずに、そっとしてあげる。
あるいは、心に寄り添った思いやりある言葉をコメント欄に書いてあげればいいのです。
それが友達として当然なことです。

「いいね!」というのは、Facebookの英語版では「Like」です。
「好き」ってことです。

好きが拡がって、しあわせが拡がって、みんな暖かい気持ちになる。
Facebookの一番の貢献は、もしかすると、インターネットの世界をしあわせ溢れる世界にしたことなのかもしれない。

商業界での打ち合わせが終わって、帰る途中、クルマを運転しながら考えていたのは、概ねそんなことだ。

 

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北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」
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