新型コロナでリアルの舞台が中止
劇団藤村組のオンライン公演をしました。
「わが町のZoom秘密会議」
(原作:星野新一「おーい でてこーい」を脚色)
2日間で160名の方々が観劇してくれました。
ありがとうございます。
実は5月に東京の小劇場でリアルの舞台を予定していた。
昨年の秋から稽古を重ねていたのですが、コロナウイルスのパンデミックで2021年の2月に延期になりました。
そうしているうちに、その小劇場がコロナの影響で廃業するという連絡がきた。
それで公演ができないってことになったのです。
ちょうど今年の春くらい、演劇、映画、音楽のライブやコンサートなどなどが、軒並み中止になっていた頃です。
もうこれは、長い時期、演劇はできないだろう
そう判断しました。
オンラインで芝居ができないか?
でも、リアルでできないのなら、できる形でやろう。
そう思って動き出した。
今まで練習を重ねて来た台本を一旦中止し、新しい台本を一から作ることにしたのです。
普段オンライン会議で使っているZoomで芝居をすることに決め、Zoom会議を観客が見るという設定で、新たに台本を書き、出来上がったのが6月15日でした。
そこから毎週1回くらいの割合で練習して、9月7、8日の公演になりました。
いつも合宿で利用させていただいている、伊豆長岡温泉のホテル「富嶽はなぶさ」の部屋を7部屋くらい貸し切りで使わせてもらい、役者さんが別々の部屋から演じました。
規制があったり、条件があると、それで新しいことが生まれる。
規制や条件をクリアするため、色々と工夫したり、試したり、チャレンジしたりするわけです。
普段は考えないことを、考えたり、やったことないことをやる。
それはとても面白いことでもあった。
やっぱり、自由になんでもやって、というより、何か規制がある方が「創造性」が発揮されるんです。
あきらめから希望のあるモチベーションが生まれる
同じ台本を、演じる人、演出を変え、2回続けて上演しました。
正統的な演技だけでリアルに表現するAチーム。
まるで現実味がないマンガの世界のBチーム。
その違いも、観ていて面白かった。
ともかく、初めての試みばかりで、ハラハラ、ドキドキ、ワクワクの連続。
想定外のトラブルもあった。
役者さんがZoomに入れない・・・。
そのトラブルを解決するまで、アドリブで繋いでくれた役者さんたちの力量に感謝でした。
演劇は一度始まったら、中止することができないから、なんとかしなければならない。
まさに「show must go on」なのです。
全員、プロの役者じゃなく、普段は普通に仕事をしている経営者たちです。
みんな期待以上のパフォーマンスをしてくれました。
Zoomを使っての演劇という、新しい可能性に気づいたのは、大きな収穫。
コロナ禍でも、たくさんあるよかったことの一つです。
コロナの時代だけど、現状をしっかり認識し、できないことは潔くあきらめる。
そうすることで、モチベーションがアップし、新しいことが生まれていくと思うのです。
「希望を抱いた諦観」です。
公演は大好評で終了しました。
見てくれた方々のSNSを追いかけていて、面白かったという感想がたくさんあって嬉しくなりました。
少しですが、紹介します。
#Zoom の中で展開する演劇 #劇団藤村組 の公演が今終わった。
— 吉村和彦 フジ SMC静岡 (@kazlv) September 8, 2020
藤村先生の脚本演出でキャストはエクスマ塾生。
日常使うZoom、その機能のリアリティも取り入れた演出効果に、ドキドキ感も満載。
非現実のストーリーが、途中からリアルの世界に思えるような演劇、斬新でした。
ありがとうございました! pic.twitter.com/KBl9ueESBh
#劇団藤村組
— あきちゃん工藤 昭子@日本一いい病院つくろう (@obandeshita) September 7, 2020
zoomでお芝居ってどうやるの?って思いながら見始めたら引き込まれました。画面の中でセリフがなくても表情で性格がわかる。ホントの俳優さんみたいに表現力すごいなぁって思う人がいました。しかも同じ台本で違う役者が演じるのも面白かったです。ありがとうございました😊 pic.twitter.com/CJZhAeS7uz
#劇団藤村組 公演終わりました!
— 江口充(江口組4代目,カレー王子) 希望を持ってみんなでがんばろう! (@eguchance) September 8, 2020
俳優陣の皆さんお疲れ様でした〜
楽しかった面白かった!
そして演じる皆さんが凄かった!
Zoomで演劇やるってめちゃ制限があったと思います。でもそんな中でもこんなに面白いモノができるって藤村組の皆さん素晴らし過ぎっす(^^)
欲を言えばもっと見たかったっす! pic.twitter.com/YjeZH6bDZU
#劇団藤村組 のZoom芝居
— 城間恒浩🎺JAZZ好きの行政書士 (@jazzyshiroma) September 7, 2020
サイコーでした!
笑った~演者の皆さんヤバいね
冒頭に藤村正宏先生から「演者の表情を楽しんでほしい!」とのメッセージがありましたが、二つの組が同じ演目「わが町のZoom秘密会議」(原作:星野新一氏「おーい でてこーい」)演じていましたが面白かった
お疲れ様でした! pic.twitter.com/lza8Lubhiz
#劇団藤村組
— 藤村道宏(みっちゃん) (@michihiro48) September 7, 2020
兄貴から子供の頃〜現在までたくさんの本をもらった。
最初はサリンジャー「ライ麦〜」
そして筒井康隆さんの「緑魔の町」
中学の時に年間100冊は特にSFを読み漁った。
筒井さん、眉村さん、星さん
全て読みました。
劇団藤村組メチャ面白かった。
「すごい」って思う役者さんいました。 pic.twitter.com/dTe45JTUAw
参加のみなさん、ありがとうございます。
期待以上の演技をしてくれた、演者の方々。
トラブルを解決しながら、中継してくれたスタッフたち。
おつかれさま。そして、ありがとう。
また新たな挑戦をしましょう!
今月のエクスマ予定
・エクスマ塾生限定セミナー「エレメントE」
「関係性のつくりかたも変わったよね!」
でお届けします。
9月16日(水)午後2~5時まで(3時間)
5,000円(税別)
【関係性のつくり方も変わったよね!】
9月29日(火曜日)午後8時から10時までの約2時間。
「ポストコロナ時代の『個のチカラ』とは?」
詳細はこのブログから見てください。
すみません。
藤村 正宏
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