差別化と独自化の違い
今月17日に東京で実施するエクスマセミナーのテーマは。
【あなた個性を発信しよう!】〜独自の価値を創出する方法セミナー
独自の価値の創出(独自化)っていうのは、これからビジネスのキーワードになると思う。
差別化とは他と比べて自分の価値を確立すること。
独自化とは比べるものがないということ。
どんな会社も、どんなお店も、独自の価値というものがあるはずです。
たとえ同じ商品であっても、売り方によって独自の価値を持たせることができるし、何か付加価値をつけたり組み合わせたりする事で、独自化できることもある。
この世の中には売れる商品があるのではなく、売れる売り方があるだけなのです。
宿泊業でも考えているみましょう。
ホテルは部屋という商品を売っています。
部屋の雰囲気や部屋の調度品で、個性を出すことができます。
それに様々なサービス、例えば夕食とか、オプショナルツアーとか、温泉とか、そういったもので独自化できるかもしれない。
さまざまな角度から見ると、思いがけない価値を発見したり、新しい価値を創出することもできるのです。
17日のエクスマセミナーのゲスト講師の独自化を紹介します。
独自化した宿
山形県米沢市に『時の宿すみれ』。
まさに独自化したホテルとして、全国的有名になっています。
「お二人さま専用」。
二人でしか宿泊することができません。
子供もダメ。グループもダメ。二人でしか予約を取らない。
例外は一切ありません。
たとえば2組のカップルが同じ日に一緒には泊まれない。
ご夫婦、恋人、親子、友人、二人限定です。
部屋にテレビはありません。
窓からは四季折々の豊かな自然の眺望が楽しめる。
二人の時間は限りなくゆったりと流れます。
もちろん、いい温泉と米沢牛を中心にした美味しい料理ももてなしてくれます。
とてもいいホテルです。
今では全国にファンがいて、リピーターもすごく多い。
でも、昔からそうだったわけではありません。
今回のゲスト講師、『時の宿すみれ』の女将さん、黄木綾子さんが、13年前、先代の後を継いだ時には普通のホテルでした。
そして彼女も本当は継ぎたくなかった。
旅館・ホテルの仕事は好きじゃなかったわけです。
だから経営者としてのスタートには様々な困難がありました。
でも、「大切な人との特別な時間のために」その思いをカタチにしてお二人様専用のホテルをはじめた。
2年後には稼働率90%を超えるほどにもなりました。
しかし、東日本大震災でほとんどの予約がキャンセルになり、その時にはじめてどん底の恐怖や不安を味わった。
その頃、エクスマと出会います。
それまでお客様にコンタクトをとる方法も知らなかった。
ここから個人を出して発信するスタイルを変えた「時の宿すみれ」がはじまります。
どんなことをしたのか。
どんなことが起きたのか。
そして、今はどうなっているのか。
そんな話をしてもらいます。
常識の枠を外し、独自化の視点になる話が聞けます。
常識の枠に入っていると、その中のことしか見えません。視点か固定されている状態です。だからそれが「絶対」と思ってしまう。
それは選択肢が少ない。
でも、常識から離れてみると、多様な視点を持つことができる。
選択肢も多様なことに気づく。
常識に縛られているのと比べると、はるかに自由になれるのです。
一度思い切って、常識から逸脱してみないと、独自性は見つからない。
過去の延長線上にある思考だと、大胆なアイデアやプランが生まれないのです。
自分の障害と向き合い受け入れ、輝き続ける
そしてもう一人のゲスト講師
空飛ぶ車いす社長
加藤健一さん。
Gratitude (グラッティテュード)代表
一般社団法人 山形バリアフリー観光ツアーセンター 代表理事
株式会社 夢源 代表取締役
講演のタイトルは
「ひとりのハートが世界を変えられる。空飛ぶ車椅子社長の挑戦」
1980年南陽市生まれ。
自動車が大好きな少年、青年時代を過ごし、長井工業高校卒業後、自動車会社の社長になるという夢を追いかけ、自動車整備・板金塗装業へ就職する。
夢半ば21歳で体に異変が現れ、難病の筋ジストロフィーの診断を受け、長期の治療を余儀なくされ医師からは仕事に復帰することは困難と宣告される。
入院から半年後には、病気の進行と薬の副作用により歩くことができない状態となった。
しかし、夢を諦めることができず、退院後1年にも及ぶリハビリに懸命に取り組み、少し歩行が可能な状態まで回復。
23歳の時、医師に不可能と宣告されていた仕事に1年間復帰するも、病気の進行により続けることが困難となり退職。
25歳で市内の三陽製作所に就職、厨房設備の設計業務にあたり、会社で唯一最新鋭の3D CADの技術を独学で取得。
この頃病気の進行により29歳で外出時のみ車イスの利用となる。
30歳で在宅勤務、32歳に自力歩行が困難になり、フル車椅子生活へ。
2014年33歳、これまでの自身の経験を社会のために活かすべく一念発起し、有志メンバーを募りGratitude結成。
「ひとりのハートが世界を変えられる。」を理念に掲げ、誰もが住みよい社会を目指し、障がい者等用駐車場の塗装作業「ブルーペイント大作戦」やバリアフリー交流会、研修会等を通してバリアフリーの理解促進を図り、障がい者の外出促進と健常者・障がい者間のコミュニケーションの活性化を目指し活動中。
2014年12月エクスマとの出会い。
「モノ」を売るな。「体験」を売れ。
この言葉からこれまでのモノの見方や考え方、SNSの発信や活動も変わりはじめる。
2015年34歳、県内初のパラグライダータンデムフライトに挑戦、見事成功を果たす。
2016年4月、山形県内初の山形バリアフリー観光ツアーセンターを設立。
バリアを魅力に変えるという新しい発想で、山形の魅力を全世界に発信し、誰もが住みよい街づくりとおもてなし観光日本一を目指す。
エクスマと出会い自分の道が見え、さらに挑戦を続けることで叶えられた「夢」があった。
この話は、本当に勇気をもらえます。
自分の障がいを、個性として受け入れ、自分にできることは何かを問い続け、それを実現して輝いている。
もちろん、すぐには受け入れられなかったと思う。
そりゃそうです。
もし自分だとしたら、絶望しているかもしれません。
死んでしまいたいくらいの衝撃です。
それもわずか21歳の時ですから。
優しさは強さ。
そんなことを感じ、自分のビジネスに
空飛ぶ車椅子社長の挑戦は続く。。。
セミナー詳細
常識から逸脱したい人。
今のやり方に疑問を持っている人。
独自の個性を創出する方法に気づきたい人。
もう死語になっている「差別化」と言う言葉を日常的に使っている人。
日々進化しているエクスマを感じたい人。
必見のセミナーです。ぜひ、参加してください。
【スケジュール】
13時から18時30分くらいまでセミナー(受付開始は12時40分頃予定)
19時くらいから軽食が出ます
20時くらいから質疑応答orトークショー
21時くらい終了
【参加費】25000円(消費税込み 夕食付きです)
【定員】 80名
【会場】渋谷『カルチャーカルチャー』
WEBサイト
アクセス情報
参加したい方は以下から申し込んでください。
迷っている暇はありません。いますぐ参加表明してね。
あ、ボクもたっぷり話しますよ。
藤村 正宏
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