見ず知らずの人から買わない時代になる
ここのところ、自分の本を読んでいて、それで感じたことをブログに書いています。
自分の文章を読んで、さらにインスパイアされたことや、もう少し詳しく書きたくなったことなんかをです。
今日は105ページの「見ず知らずの人からは買わなくなる」というところです。
<105ページ>
もう店だけが唯一の存在ではありません。人々にとって、消費するための多くのチャンネルが登場しているということです。
だから買ってもらう前から、たくさんの人とSNSでつながっていることが必要なのです。つながりの中で消費が起き、
見ず知らずの店や見ず知らずの人からは、
ますます買わなくなる時代になっていく。
昨日までの2日間、イオン九州さんの主催で、専門店のスタッフさんたちに、SNSの研修をやっていました。
イオン九州さんは、SNSの必要性をものすごく感じていて、エクスマ的なSNS活用の研修を昨年から今年と数十回やっています。
昨日、研修をやっていて、SNSの発信をするということは、「商品開発」なんだなって、あらためて実感しました。
新規の客がいなくなる時代
今まで既存客とは、商品代金を支払って買ってくれたお客さまのことを言っていました。
でも、今は一概にそうとはいえない時代になった。
お金を支払っていなくても、既存客になる。
それはSNSが普及したからです。
たとえばあなたが家をリフォームしたいと思っているとします。
「札幌市 リフォーム」というように、あなたが住んでいる地区とリフォームという言葉でグーグルで検索する。そこで検索で一番上に出てきたサイト、1ベージ目に出てきたリフォーム会社に依頼しますか?
しませんよね。
その人を信頼出来なければ、リフォーム工事を依頼はしないはずです。
その業者は、本当に信頼できる業者かどうかは、わかりません。
リフォームの腕がいいのではなく、SEO対策の腕がいいだけかもしれない。
ところが、あなたがFacebookでお友達になっていて、よくコミュニケーションしている人がいるとします。
その人とのことは最初、Twitterのつながりで知りました。
同じ市に住んでいる人だった。
エクスマのことをツィートしていたり、エクスマ周辺の人たちとよく絡んでいる人。
そのうちエクスマセミナーで本人に出会い、Facebookでもお友達になった。
そして、彼のブログや投稿を見るようになりました。
そのうちエクスマの集まりや、勉強会など、リアルでもよく会うようになり、エクスマのイベント以外も一緒に参加したり、どんどん仲良くなっていった。
その人が札幌でリフォームなどを手がける建設会社の社長だったとします。
もうブログも読み込んでいるし、リフォームの実績も知っている。
何より、彼の人柄がいいこともよく知っている。
そうしたら、リフォームが必要だなと思った時点で、グーグルで検索しないでその人にまず、相談しませんか?
そして、あなたはその会社にリフォーム工事を発注した。
仮にそうだとすると、あなたはその会社にとって「新規客」でしょうか。
違いますよね。
だって前からよく知っている社長です。
信頼があります。
リフォームに対する考え方も共感できるし、実績も見ている。
これはもう新規の客というより、既存客と言ってもいいですよね。
SNSは信頼と共感を作る
あなたが毎日SNSやブログで発信している内容に、共感してくれている人たちは、たとえあなたの商品を一度も買ったことがなくてもすでに「既存客」だということです。
ということは、あなたの発信するコンテンツは、無料ですが「商品」ということ。
だから、毎日のツイートや、Instagram、Facebookの投稿、ブログの発信は、それだけで「商品開発」をしているってことなのです。
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藤村 正宏
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