情報が多すぎる
あまりにも情報が多すぎて、僕たちはもう自分で選ぶのが面倒になっている。
購買や選択にエネルギーを使いたくないって状況。
先日つぶやいたTwitter。
「今から24時間以内に新しく発信されたコンテンツを全て読むためにには、1年以上かかる。 僕らは何も知らないのと同じことかもしれない」
今から24時間以内に新しく発信されたコンテンツを全て読むためにには、1年以上かかる。
僕らは何も知らないのと同じことかもしれない。#フィルタリング #キュレーション— 藤村正宏 (@exmascott) 2016年10月8日
まさにこんな感じです。
情報が多くなり過ぎて、人々は情報を自ら選ぶことを放棄しているような感じ。
そんな世の中になることを見越して、アマゾンなんかは昔から協調フィルタリングということをやっています。
これは「レコメンドエンジン」と言われているものです。
「この本を買った人はこういう本も買っていますよ」ってオススメしてくれていますよね。
あなたが購入した履歴から、あるいは購入しなくても、商品を見ただけで、あなたの好みはアマゾンにデータとして蓄積されているのです。
商品のページを閲覧していた時間が5秒と30秒では、オススメする内容が変わったりする。
ユーザー全員の膨大な行動履歴や閲覧から、あなたの一番のオススメ商品を表示するわけです。
アマゾンからオススメされた商品を買った経験ってありますよね。
僕もけっこう買っています。
僕が欲しくなるような本とか、商品を、かなり正確に勧めてくれる。
いつもすごい機能だなって思う。
アマゾンはこのフィルタリングでの売上がかなりあるだろうな。
そう思って調べてみたらアマゾンの売上の3分の1を占めるそうです。
2014年はこのレコメンドで300億ドルになった。
フィルタリングという考え方
情報が多くなって、もう自分じゃ探すのも諦めた人たちに情報を届けるために、このフィルタリングという考え方がおもしろい。
今は1年間で300億のブログ投稿があり、1820億のツィートが生み出されている。
そのほかにFacebookやInstagram、YouTubeなどなどを含めると、膨大な情報が流通しているのです。
SNSで発信するということは、あなたがフィルターになるということ。
あなたがアメカジの洋服を売っているショップスタッフで、自分の店の服をInstagramでお勧めする。
これでもうフィルタリングです。
あなたがマーケティングのコンサルタントで、あなたが読んでいいなと思ったビジネス書のことをブログに書く。
これでもうフィルタリングしていることになるのです。
伝わってますでしょうか?
「フィルタリング」ってキーワードで考えてみましょう。
SNSで発信しているだけで、あなたは誰かのフィルターになっているのです。
藤村 正宏
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