情報と情緒のバランスが大事
今までのマーケティングは「理論的」なことが、とっても重要でした。
現代のマーケティングでも、もちろん重要ではあります。
でも、今はそれだけでなく、「感情的」なことが大切になってきている。
どうしてかというと独自化することが求められているからです。
現在のビジネスにおいて、「独自化」っていうのはとても重要な概念です。
独自の価値
独自の発信
独自の関係
だって・・・・
お客さまは似たような商品があるなかで
どれを買ってもいいし
どれも買わないという選択肢がありながら
どうしてあなたの商品を買わなければならないのか?
この答えが『独自化』なんです。
これからは差別化ではなく独自化なんです。
そして独自化するためのひとつの要素、それが「関係性」です。
現代は商品の差異があまりなくなった時代です。
お客さまは、同じようなものを買うんだったら、関係性の深いほうで買うんです。
あなただってそうですよね。
同じようなものを買うんだったら、感じの悪い店員のいる店より感じのいい定員の店で買うでしょ。
当然のことです。
これも関係性です。
関係性っていうのは個人の発信力によることが多いんです。
顔の見えない会社という法人とは関係性を築きにくいけど、顔が見える個人とは、関係性がつくりやすい、ですよね。
個人なんです。
お客さまとの関係性を深くするために、あなた自身の発信力を高めましょう。
感性に訴えかける体験が重要になってくるのです。
お客さまと「感情的につながる」ってことです。
情報と情緒のバランスが大事になってくるわけです。
情緒的なことがとても重要になってくる。
情緒的なことっていうのは、カンタンに言うと「文化的」なこと。
美術や音楽、映画や演劇、伝統文化などなど・・・に触れる。
たとえば読書もそう。
大人になると、楽しみのための読書をしなくなる傾向がある。
ビジネス書を読むことはとても大切なことです。
でも、一見ビジネスとは関係ないような本も、もっと読むべきです。
小説でもコミックでも、ドキュメンタリーでも、自然科学書でも、なんでも、一見ビジネスとは関係ないような本を読む。
そうすると、あなたの発信に深みが出てきます。
そこにあなたの独自性が生まれてくる。
独自の価値になっていきます。
ビジネス書と楽しむための本を同時に読みましょう。
昼間はビジネス書。
寝る前に、ベッドの中では小説やコミック。
そういうふうに区切ると、読めるようになります。
楽しみの読書をすることも心がけてみる。
興味のある分野を楽しく勉強してみる。
好きなことをしてみる。
お客さまと感情的につながるために。
そういうことって、大切だと思うのです。
藤村 正宏
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