ネーミングで価値を高めている
ブログネタ「好きなこと」周辺を調べるといい記事になると思う。
「プリンセス・ミチコ」
「グレース・ド・モナコ」
「ダイアナ・プリンセス・オブ・ウェールズ」
これを聞いて、何を思い浮かべますか?
みんな有名人ですね。
これは、すべて薔薇の名前なんです。
ボクはけっこう、薔薇が好きです。(ヘン?)
薔薇って、それぞれの品種に名前がついている。
「プリンセス・ミチコ」は皇太子妃当時の美智子様に、イギリスの薔薇作出家が1966年に捧げた品種です。
濃いオレンジ色で、花びらが少なく、花弁に丸みがあって、柔らかなイメージの薔薇です。
今でも薔薇の植物園とか公園には、必ずある品種。
1970年の大阪万博会場を、この花で埋めたことを知っている方もいらっしゃるでしょう。
薔薇の品種は、そのイメージからさまざまな名前があります。
有名人の名前だと「クリスチャン・ディオール」、「シャルル・ドゴール」、「マリア・カラス」、「ウィリアム・シェイクスピア」などなど。
人名以外でも「スーパー・スター」、「プレイボーイ」、「ノスタルジー」、「あけぼの」、「淡雪」これすべて、薔薇の名前です。
薔薇は名前をつけることにより、価値を高めていると思う。
オレンジ色の薔薇が「オレンジ1号」という名前だった場合と、「プリンセス・ミチコ」という名前の場合とでは価値がちがう。
あなたがその薔薇を見たときの、イメージが全然ちがいますよね。
どれだけの品種があるかわからないけど、薔薇が好きな人や園芸や造園のお仕事をしている人は、ブログのネタに困らないくらいあります。
それぞれの薔薇を紹介して、そのネーミングのことについて書けば、たくさん書けますよね。
薔薇の花のことだけじゃなく、そのネーミングからイメージされることや、その情報、歴史的背景などを書くと、奥行きが深くなり、役立つブログになると思うんです。
たとえばこんな具合。
薔薇「プリセスミチコ」
ボクが生まれた昭和33年〜34年。
現在の皇后陛下、美智子さまが当時の皇太子(現天皇)さまと結婚することで、日本全国にミッチーブームが巻き起こったそうです。
皇室出身ではなく、普通人である美智子さんが、皇太子さまとの「テニスコートでの自由恋愛」により結婚することになったことが、当時としては、すごいことだった。
だって、それまでの皇室の血筋には平民の血は入ってこなかったから。
さらに、美智子さんがカトリックのミッション系大学出身者であったこと。
天皇家は代々、天照大御神の家系ですから。
こういうことをマスメディアが報道し、大きな話題になったそうです。
さらにさらに、このご成婚を一目みようと、国民の間にテレビが普及した。
戦後の日本の経済、ファッション、マスメディアなどの領域で、社会に大きな影響を与えたのが、このミッチーブームです。
だから昭和33〜35年くらいに生まれた女の子の名前に「美智子」っていう名前が多いわけです。
ボクの同級生や後輩にも「美智子さん」が多かった。
今日紹介した薔薇は「プリセスミチコ」でした。
では、次回の薔薇は「シェイクスピア」です。
こんな感じでたくさん紹介できます。
好きなことを中心に枠を広げていく。
調べたり、隣接する情報にアクセスしたりしながら好きな分野で、文章を書いてみましょう。
藤村 正宏
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