本当に伝わるようになる、3つのポイント
先週の土曜日「エクスマ塾2016」の71期東京の初日でした。
新しい人との出会いは、うれしいものです。
個性的な人たちなので、これから楽しみです。
塾の初日だったので、エクスマの基本的な話のほかに、価値を伝えるために注意しなければならないポイントのお話をしました。
わかりやすく伝えるためには、以下の3つのポイントを明確にすることです。
1:誰に伝えるかを明確にする
2:何を伝えるかを明確にする
3:どうしてほしいかを明確にする
この3つを明確にするだけで、あなたの販促物やwebサイト、ブログは飛躍的に反応がよくなります。
1:誰に伝えるかを明確にする
どんな販促物でも、webサイトでも、ブログでも、誰に伝えるかを明確にしなければ、伝わりにくくなります。
「あなたのお客さまは誰なのか?」
ということ。
いまさら言うまでもないことですが、これはとっても大切なことです。
これが明確でなかったら、どんなに優れた販促物を作っても、効果ありません。
「お客さまの顔が見えていますか?」
ってことです。
でもこれは、よくCS(顧客満足)とかで言っている精神論じゃないんです。
誰だかわからない相手に、何かを伝えるのはとても難しいことですよね。
誰に伝えるのか?
それを明確にしましょう。
2:何を伝えるかを明確にする
ブログの記事だったら、テーマをひとつにしてみる。
伝えたいことは何か?
それをまず明確にすること。
それでキレのある記事になります。
販促物なら、あなたの商品のセールスポイントを明確にすることです。
お客さまはたくさん似たような商品があって、どこで買ってもいいんです。
もしかすると、買わないっていう選択肢があるかもしれません。
それなのに、どうしてあなたの商品をあなたのところから、わざわざお金を支払って買うのか?
この理由です。
これが何を伝えるかってこと。
これを明確にしましょう。
あなたの商品のセールスポイントはたくさんあるかもしれません。
たくさん伝えたいことがあるでしょう。
でもあえて、ひとつだけにしてみましょう。
伝えたいことは、とりあえずひとつにしぼってみる。
そのほうがわかりやすくなる。
3:どうしてほしいかを明確にする
これはとっても大切です。
特に販促物はこれがないと、まったく意味がないと言ってもいい。
あなたの販促物を見たお客さまに、どうしてもらいたいのか?
これを考えてみましょう。
来店してほしいのか?
電話で資料請求してほしいのか?
webサイトを見てもらいたいのか?
期待している行動があるはずです。
お客さまにどうしてほしいのか?
それが明確になっていない販促物が多い。
来店してほしいはずなのに、店の地図がわかりにくい。
わかりにくいどころか、地図さえ載っていない。
資料請求してほしいのに、電話番号が小さくてわかりにくい。
ただ、詳細はwebで、とかしか書いていない。
そもそも詳細なんて知りたくないのに、検索なんてしてもらえない。
これは本当にもったいない話です。
以上の3つのポイントに注意を向けるだけで、あなたの販促物にちがいが出てきます。
個を出す
そして今の時代、さらに必要なのは「個人」を出すということ。
販促物に個人の顔を出す。
SNSの発信に親近感のあるエピソードや写真を入れる。
そういうことがとっても大事になってきています。
情報量が膨大になっている時代、どこから買うかというより、誰から買うかが大事な時代になっている。
会社とは関係性は作れないけど、個人とは仲良くなれるということ。
個を出すことで、かなり関係性ができ、反応が良くなります。
個人を出しましょう。
藤村 正宏
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