あなたの会社の売上を上げることに共感してくれるか?
商品やサービスの「売上を上げるために」伝えてると思っている人は、売上が上がらない時代になった。
そう思うんです。
なぜなら、あなたの会社の売上を上げることに共感してくれる人は少ないから。
あなたの伝える目的は何?
伝えたい相手がどうしたら、おもしろがってくれるか。
どうしたらよろこんでくれるか。
それを考えて発信すること。
それが目的ですよね。
もしそうじゃないという人は、商売やビジネスを見直したほうがいい。
ちょっと考えてみてください。
あなたの商品やサービスは、なぜ存在するのか。
それは、生活している人の不便や不満や不安などの「不」を解消するために、あるいは抱えている問題を解決するため。
あるいは、うれしいとか、かわいいとか、素敵だとか、癒されるとか、そういった豊かな生活を送るため。
商品やサービスを買ってもらったお客さまに、よろこんでもらうためなんじゃないんですか。
儲けるために、売上をあげるために存在するのだったら、その商品はかわいそうです。
商品だけじゃなく企業も一緒ですよね。
企業の存在理由は、商品やサービスでお客さまを仕合わせにすることです。
そして、結果的によりよい社会の実現に貢献すること。
そうじゃなきゃ、企業が存在する理由がなくなるのです。
あなたの会社の経営理念を、読み返してみてください。
「商品を売る」っていう企業理念をもっている会社は、ありえないでしょ。
それなら、どうして、商品を売ろうとするのでしょう。
SNSの目的は好きになってもらうこと
SNSの一番の目的は、商品を売るとか、販促するとか、そういう意識を持たないこと。
あなたの発信や交流で、人々との関係性を継続的に構築していくこと。
それがSNS活用のコツなのです。
あなたの発信に共感してくれた人と、ゆるやかな関係性を作り、その中からファンやサポーター、エバンジェリスト(伝道師)になっていく人ができること。
だから、企業からの一方的な情報発信が見向きもされないのです。
たとえば、Facebookというのは友人知人との、つながりです。
選択可能情報が爆発的に多くなっている時代に、企業主体の情報は、見られずに、あるいは気づかれずに、スルーされてしまいます。
でも信頼している友人や知人の情報は耳を傾けるのです。
ただ一方的な発信ではなく、しっかりとコミュニケーションすることが大事です。
現代のビジネスでは、SNS上で語られることがなかったら、存在しないのと同じ意味になる。
それくらい意識したほうが、これからのビジネスは上手くいくのです。
それくらい、SNSは重要なツールになってきたということ。
SNS活用塾(大阪産業創造館主催)の合宿をやっていて、あらためて思ったのはそんなことです。
藤村 正宏
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