いっぱいに入ったグラスに水をそそぐとあふれる
人間は誰しも欲があります。
いい家に住みたい。
いい生活がしたり。
健康になりたい。
でも、自分の器以上の過ぎた欲、身に合わない欲は不幸を招きます。
器からあふれてしまったものは、悪い影響を与える。
「いっぱいになっているコップに、それ以上水を入れるとあふれてしまいます。そのあふれた水が災難や不幸になってしまうのです」
若いころ(27歳くらい)、ボクが言われた言葉です。
もう30年も前です。
たとえイメージして手にいれたとしても、もしそれが身に合わなかったら、経験しなくてもいい不幸を招いたりする。
夢がかなって、会社の経営者になっても、まだその器じゃなかったら、苦労します。
自分の本来の姿を隠して、無理をした行動をとっているうちに、それが苦しみや誤解を生みだす。
虎の威を借る狐状態になってしまう。
それは決していい結果にはなりません。
器からあふれたことが、不幸を招くことが多い。
手放すこと、あきらめること、そういうことは悪いことではない。
だって、あきらめきれないから、苦しむのです。
苦しまなくてもいい苦しみから生まれるものは、決していいものではありません。
これからの世の中、しあわせになるには、ビジネスで成功したいなら、「執着心」をもたないことです。
手放したり、失うことを怖がらないこと。
焦らないこと。
時期を待つこと。
自分の器を知ること。
こういうことが大事になるんです。
あなたがしっかりと周りの人のためにできることをしていたら、結果、あなた自信の器が大きくなっていき、たくさんのものが入ってくるのです。
まず、自分の器を大きくすることを目標にしましょう。
そのためには「和合」です。
心穏やかに、不平不満、人の好き嫌いをなくすこと。
どんなことがあっても、穏やかな心で過ごせるようにすること。
まず、現状に満足することです。
あなたはもう仕合わせをたくさん持っている
今に満足することは、成功するために必須なことです。
今の状況に満足、今日に感謝の心で生きること。
それがとっても大切です。
食べるモノに困らなかったら、それが当たり前になる。
家があれば、それが当たり前になる。
仕事があることが、働く場所があることが、当たり前になる。
人間、当たり前のことに感謝できなくなります。
今日の一日は、昨日亡くなった人が、どうしても生きたかった一日なのです。
「ぜいたくを言ったらきりがない」
「相手もいろいろ事情があるから」
「お互いさま」
そんな感覚がいつも心にあると、イライラすることもなく、心穏やかに過ごせます。
豊かな感じ方ができるようになります。
体調があまりよくなかったら、無理をしないで休養することです。
雨が続いても「あいにくの雨」と思うのではなく「雨はすべて恵みの雨」と思うようにする。
嫌な相手でも、理解して協調するふところの大きさを持つ。
暑くても寒くても「今日も穏やかに過ごせた」と心が満たされ、豊かな心で生きていけるようになります。
そんな日常を過ごすために、今に満足することが大切なんですね。
なかなかできることではありません。
ボクもこんなこと書いていますが、あなたと同じです。
なかなかできない。
でも、当たり前のことに意識的に感謝してみると、何か気づくかもしれません。
当たり前のことに、感謝の心をもってみましょう。
藤村 正宏
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