教育の世界でもエクスマが注目されている

大学生にマーケティングを講義

今日北海道の釧路に来ています。
ボクの故郷にある会社「鶴雅リゾート」の仕事です。
北海道に10軒以上のホテルを経営している会社です。
コンサルの仕事もあるのですが、大きな目的のひとつに、観光を勉強している大学生にマーケティングの講義をすること。
マーケティングっていっても、従来の古びたマーケティングではなく、もちろんエクスマです。

鶴雅さんでは、観光を学んでいる学生さんたちを受け入れ、授業の一環として仕事をしてもらっている。
インターシップのような感じね。
午後の時間帯にさまざまな講義があります。
ホテルの支配人や女将さん、料理長。
そして鶴雅の社長、大西さんの講義など。
他に、外部のスタッフ。
ホテルをデザインしているデザイナーや建築家、さまざまな取引業者さんの話もあります。

約3週間、ホテルで実際働きながら、勉強しているわけです。

ボクも、過去17回くらい、お話しています。
毎年2回なので、もう8年以上やっている。
最初は、ビジネスをやっていない大学生にマーケティングの話をしても、興味をもってくれるのだろうか、と心配していましたが、そんなことはまったくの杞憂に終わりました。
ほとんどの人が、ものすごく興味をもって聞いてくれます。
エクスマは学生さんたちにも有効なんだな。

当たり前ですけどね。
だって、楽しいから。

萩原校長(左)と商業科の西村先生(右)

萩原校長(左)と商業科の西村先生(右)

先週、金沢で講演とワークショップをやったのですが、その時、福井県の私立高校『啓新高等学校』の理事長であり校長先生、荻原 昭人さんが商業科の先生を連れて参加されていました。
この校長先生はボクの塾生さんです。

「ウチの学校の、商業科の授業に、エクスマを取り入れたいと思っているですよ」

商業科でエクスマを取りれるって、すごいです。
それこそ最先端の考え方。
確実に革命的です。

「一般的に高校の商業科っていうのは、まずさまざまな資格を取れって指導するんです。でも今の時代資格もっていても、まったく個性になんてならないし、あまり意味がない。それだったら、エクスマの考え方を授業でやって、ワークショップなどをとりれ、子どもたちを輝かせたいと思ったいます。いずれ商業科はエクスマ科という名前にしよと思うくらいです」

そう言っていました。
すごいですよね。

実際に今はITやデバイスの進化で、ビジネスのありかたが変わったように、教育も変ると思う。
というか変わらなきゃ、時代に取り残され、誰からも見向きされなくなる。
高校も大学も。

知識を教えるだけの教師は職を失う

YouTubeなどの動画サイトで、面白い授業が聞けるようになると、知識だけ教えている先生は職を失う。

最初にそれに出会ったときに、嫌いになったり、難しかったら、その科目が嫌いになる。
たとえば、数学や物理が嫌いにるのは、初期の頃に難しくてついていけなくなるから。
たとえば美術が苦手、絵なんて描けないって思うのは、子どもの頃に絵を描く楽しさを感じていないから。

そういうことです。

ボクは高校の頃、物理って、大嫌いな科目でした。
難しすぎて面白くなかった。
勉強する意味もわからなかった。

でも2~3年くらい前にNHKで放映されていた『宇宙白熱教室』という番組を見て、物理が好きになった。
ローレンス・クラウスという物理学者が、とても面白く物理学の基礎概念と、宇宙の話をしてくれる、4回連続の番組です。
すごく面白く、ボクはこの番組を見た後、物理学の本をたくさん買って読みました。

【宇宙白熱教室のサイトはココ】

動画の授業でこんなに物理が好きになる。
だったら、ローレンス・クラウスのこの動画を授業に使えば、日本中の多くの高校生が物理が好きになり、さらに深めて勉強する学生が増える。

すべての学科で、そういう考え方を取り入れればいい。
教え方が上手な先生、めちゃくちゃ楽しく、面白く教えてくれる先生の動画を見る。
そして、実際の授業では、その動画を見て、ワークショップをやったり意見交換をしたり。
動画だからいつでも見られるから、予習、復習もできる。

そうしたら、リアルの教師の役割ってなんだろう?
そう考えること。

ティーチングではなくなる。
コーチングに近くなる。
さらに言うとファシリテーターにならなければ、リアルの教師の存在意義がなくなるんじゃないの。
そう思うんですよ。

いずれにせよ、Googleの社長、ラリー・ペイジが言っているように、
「あなたが好むと好まざるにかかわらず、20年後にはほとんどの仕事がロボットや機械、人工知能にとって代わられる」
そういう世界は、ビジネスの世界だけではなく、教育の世界にもやってくるだろうな。

さあ、観光を学んでいる大学生に、圧倒的に楽しい授業をしよう。

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北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」
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