関係性を紡ぎだす時代
伊豆長岡温泉でエクスマの合宿研修中です。
影響力を高めるための特訓塾。
SNSでの影響力、講演やセミナーでの影響力、さまざまな影響力を探究しているエクササイズをやっています。
みんながグループで深い議論をしている間に、ボクはちょっとブログを書きました。
「関係性」のことです。
「関係性資本主義」の時代になった。
先日のボクのブログ『21世紀型の「関係性資本主義」の先端を行くプラクティス』という記事でも紹介しましたが、完全に関係性の時代になっている。
商品や会社がどんどんコモディティ化している時代。
商品のスペックや性能では、モノは売れない。
そういう時代に消費の動機になるのは「関係性」になっていくって思うんです。
何度も言ってることですけどね。
だって、どこで買っても同じ商品だったら、知っている人から買いたい。
友達や親戚から買いたい。
そう考える人が大半ですよね。
エクスマの基本概念の中に「関係性」というのがある。
人は同じようなモノを買うときに、「関係性」の深いほうで買う。
そういうことです。
「関係性」を紡ぎだすことが大事な時代です。
できたら、あなたのお客様や関係者があなたの会社や店、商品を中心にしたコミュニティができるくらいの「関係性」。
「関係性」を中心にビジネスを考える
販促物やマーケティングのシナリオを考えているときに、最初に考えることはいつも、お客さまとの「関係性」です。
お客さまとの関係性を意識して構築することが大事です
まだお客さまになっていない人たちと、どういうふうにつながるか?
SNSで発信するというのは、誰でも平等に持っている。
それがあることで、あなたのことを知る人がたくさんいる。
たとえば、Twitterでいつも面白いビジネスの気づきを発信をしている人が、たまたまあなたの近所で、本屋さんを経営したとする。
その人のTwitterのつぶやきが、めっちゃ共感できる人だったら、その書店に行ってみたくなりますよね。
おまけに、その人が紹介してくれた本を買うかもしれません。
そういうことです。
さらに買ってくれた人と、つながり、さらにリピーターになってもらうためにどうするか?
もしかすると、ブログの読者になってもらう。
FacebookやLINE、Instagramのフォロワーになってもらう。
メルマガを登録してもらう、等々。
一度つながった人と、関係性をより深めるシナリオを考えること。
ビジネスの概念をマスからエクスマに変える時期になってきている。
時代も本質を求めている
実際に、ここ数年SNSが普及したことで「エンゲージメント」という概念が脚光をあびるようになってきました。
世の中の流れも、顧客との関係性を重要視するようになってきている。
この概念は、ちょっと前までの、アメリカ的な市場を優先的に考えるマーケティングには、あまりない概念でした。
でも、市場というのはあくまでも関係性があってからのほうが、有効になるということも、気づきつつある。
今までの考え方が通用しなくなったということ。
行き詰ったマスマーケティングの突破口として、エンゲージメントが出てきた。
まさに「関係性」です。
関係性を重視したり、おなじみさんを大切にするという考え方は、日本人が得意な概念。
狭い国土の日本に合った考え方なんだと思う。
狭い場所で生活していくためには、近隣との関係性が大事になります。
コミュニティにおいては、地理空間のルールが支配的になる。
だから関係性を大切にする。
だって、関係性を無視すると、生きていけない。
そういう社会だった。
それがソーシャルメディアの浸透により、「地理空間ルール」から「情報空間のルール」になった。
カンタンに言うと、情報の流通が世界を狭くしたということ。
そういう社会になったときに「関係性」というのが大事ということに、みんな気づいてきている。
SNSが普及し続ける現代、関係性を重視したビジネスや商売のやり方が、これから主流になっていく。
これは世の中が「ビジネスの本質」を求めているということ。
ビジネスは戦いではなく、より良い世の中を作りだし、人々を仕合わせにすることが本質だ、ということに気づき始めている。
「戦略」や「戦術」、「先鋭部隊」などの言葉は死語になり、「協調」「協力」「つながり」「歩み寄り」などの、あたたかく優しい言葉が主流になる時代。
心の豊かさが感じられる、本当に仕合せな時代になった。
とってもエキサイティングな、とっても面白くて楽しい時代になった。
【シリーズ記事】
・ビジネスの流れがエクスマ思考になってきている
・ニーズを聞くな
・顧客満足を向上させてもリピーターは増えない
・ONとOFFを分けるな、公私混同せよ
・関係性が重要
<これから書く予定 ↓ ↓ ↓>
・差別化するな、独自化せよ
・お客さまは神様ではない
・ロジカルシンキングするから成功しない
・緻密な計画よりも、大雑把で臨機応変な計画を
・ビジネスは戦いではない、戦略思考を捨てよう
・迷ったらどちらが儲かるかではなく、どちらが楽しいかで選ぼう
藤村 正宏
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