iPhone6が15,000円くらいで買える!?
今日はクリスマスイヴですね。
でもボクは普通の日と変わらず、午前中からさまざまな用でいろいろなところに行きました。
銀行の窓口に用があったので、世田谷の烏山という街に行ったのですが、その帰り道、超激安の店を発見。
前から知っている店なのですが、すごいことになっていた。
メンズもののチノパンが100円とか婦人物の革のショートブーツが200円とか。
それも普通にサイズもそろっていて、普通に使える新品です。
やれやれ・・・そんな店を見て、思わず今日のブログを書きました。
アメリカのGDPが予想を上回って好調だってニュースが流れてきましたね。
ある意味、ほっとしますよね。
アメリカがくしゃみをするだけで、風邪が感染る日本ですから。
それでもアメリカのクリスマス商戦はもうそろそろピークですね。
お店にとって年間売り上げの3~5割を稼ぐといわれる時期なんですよね。
すごいことだな~
今年は激安戦争が起きているっていうニュースもありました。
ウォルマートが値下げをしている。
たとえば「iPhone6」は129ドルって。
ええ~、って感じでしょ。
55型テレビ678ドル。
48型テレビ348ドルなどなど…。
他のチェーン店でも軒並み激安している。
アメリカで家電を買うなら、絶対今の時期が安く買えるわけです。
こんなに安くしているのは、Amazonの影響がある。
だって、価格は安いしサービスもいい。
Amazonはリアルの小売店を脅かしているのが透けて見えますよね。
Amazonはリアルの店舗を壊滅させようとしているようだ
品揃えがもうハンパないでしょ。
なんでも売っている。
本や音楽、家電、家庭用品、衣類、食料品や飲料、なんでも。
さらに今は生鮮食料品まで扱うことを考えています。
プライベート・ブランドの商品開発もしているし。
発注後30分以内に、無人飛行機ドローンを使って届けるサービスも認可待ちです。
バイク便や自転車で届けるサービスはすでにニューヨークなどでやっているみたい。
そのうち東京都内も「30分以内お届けサービス」が実現するのは時間の問題ですよね。
さらに街中を走っているタクシーの空き時間を配達に使ってもらおうということも考えているそうです。
Amazonはリアル店舗と同じサービスを目指しているように思えます。
顧客サービス向上のため、即時配達をできる限りの方法を使って、必死で実現しようとしている。
「amazon echo」の脅威
11月に発表された「amazon echo」という驚きのデバイス。
自立する筒状のもので、センサーをいくつも携えています。
家に置いておくだけで、家じゅうの機器とつながる。
声で「音楽を流して」と言うと、スマホの音楽を流してくれたり。
照明をつけたり、Googleで調べてくれたり。
もちろんAmazonで買い物もしてくれます。
トイレットペーパーや食品がなくなったら、声をかけるだけでAmazonに注文してくれる。
そのうち冷蔵庫とつながって、自動的に食品管理をしてくれるようになるでしょう。
そうしたら、ほとんどの食品をAmazonで買うことになるかもしれない。
だって、あなたの近所のスーパーやコンビニで売っているものがすべて売っていて、リアル店舗より安いのですから。
リアル店舗にとっては怖い存在ですよ。
もはや品揃えの良さとか、価格が安いとか、サービスがいいとかいうのは、選んでもらえる理由ではない。
そういうことです。
Amazonが参入してきたらあなたの会社や店は大丈夫か?
Amazonは新しい業態にも積極的に参入しようとしている。
たとえば旅行代理店。
楽天トラベルやじゃらんのような旅行ネットエージェント。
たしかにすでにAmazonのアカウントを持っていたら、カンタンにワンクリックでホテルや航空券の予約がカンタン。
さらに、あれだけのサーバーのパワーがあったら、じゃらんや楽天よりも便利かもしれません。
ボクが大阪でホテルニューオータニを予約したとします。
その履歴でサラダとコーヒーのルームサービスを頼んだ。
そうしたらそれがAmazonの履歴に残り、ボクの好みを読み取って、まったく初めていく街のホテルを探している時にでも、ルームサービスがあるようなホテルから順番に表示してくれるようになる。
そんなことはカンタンなことですよね。
現在のAmazonだけ見ていたら、異業種っていっても安心できません。
もうすでに手掛けている自動車メーカー、食品メーカーなどのメーカー。
宇宙開発、不動産、学校、出版、銀行、運送業、飲食業、子供写真館なんかも視野に入れているかもしれません。
これから日本でもかなり影響が出てくると思います。
それも知らないうちにじわじわと。
今まで通りのやり方や考え方で商売をやっている百貨店や専門店、他の業種業態は、Amazonにみんなお客をもっていかれるんじゃないの。
そう思うくらいです。
そうなったときに、あなたの会社や店が生き残れますか?
そのために重要なのは、Amazonにない価値を届けることです。
Amazonと競合するようなことをしないこと。
【Amazonに負けないコト化店舗」の作り方】
でも書きましたが、店が持っている空間を最大利用するとか、Amazonよりもお客さまとの関係性を深く構築することが大事になってくるのです。
クリスマスイヴだけど、まったく特別ではない夜。
録り溜めていたTV番組をなんとなく見ながら考えていたのは、概ねそんなことだ。
藤村 正宏
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