SNSを使っていて思うのは、
「広く届けること」よりも、「深くつながること」のほうが、ずっと価値があるなってことです。
広告って、どうしても“数”を追いかけるものになりがちだけど、
仲間って、“気持ち”でつながる関係なんですよね。
僕は、SNSを「広告の道具」としてだけ見るのは、ちょっともったいないと思っています。
むしろ、「共感で仲間をふやしていくツール」だと考えると、
もっと楽しく、やさしく、面白くなるんじゃないかなって。
「見てもらう」より、「話しかけてもらう」ほうがうれしい
SNSをやってると、「どうすれば多くの人に届くか」って考えがちです。
でも、ある日ふと思ったんです。
「たくさん見られた投稿よりも、たったひとつの“いいね”に救われる日もあるよな」って。
誰かが反応してくれて、誰かが話しかけてくれて、
「わかる」「それ好き」「ここ行ったことある」なんて返事をもらえたとき、
それってただの“数字”じゃないんです。
それはもう、立派な“関係”なんですよね。
だから僕は、1万人に見られてスルーされるより、
10人と笑いながらやりとりしてるほうが、ずっと価値があると思っています。
おでん屋さんの常連さんが、SNSにもいた話
ある夜、小さなおでん屋さんのXを見てたら、
「今日は大根が最高にしみてます」
っていう投稿がありました。
それにリプライで、
「あ、今日は行く日だな。」
って書いてる人がいて、思わず笑ってしまったんです。
このやりとり、見てるだけであたたかくなるし、
そこには“広告”じゃなく“信頼と愛着”があるなあって感じました。
おでん屋さんにとって、この人はきっと大事な「仲間」なんです。
そしてSNSは、その仲間とつながる場になってる。
リフォーム会社が、暮らしの相談を受けてる
ある地方の工務店さんは、SNSで毎日「暮らしのヒント」を投稿してます。
収納のこと、結露のこと、家具の選び方…広告じゃない、生活の話。
ある日、フォロワーさんから
「子ども部屋のレイアウトで悩んでて…」ってDMが届いて、
数回やりとりするうちに、そのままお客さんになったそうです。
「売る」っていうより、「助ける」「寄り添う」って感じ。
SNSが“営業ツール”じゃなく、“ご近所のつながり”みたいになってる。
こんな使い方、僕はすごく好きです。
仲間がふえるSNSはたのしい
広告の成果って、たいてい“結果”で測りますよね。
クリック数とか、購入率とか、インプレッションとか。
でも、仲間がふえるSNSは、
“関係性”で積みあがっていきます。
たとえば、
- 名前を覚えてくれる人が増えた
- 投稿に毎回コメントをくれる人ができた
- 自分のサービスを、勝手に紹介してくれる人が現れた
これって、全部「仲間ができた」証拠なんです。
仲間は、長く応援してくれます。
ちょっとした失敗も許してくれるし、挑戦も見守ってくれる。
そして、時には力を貸してくれる。
SNSをやってて、こんなに心強いことはありません。
「売れる」より、「伝わる」
「集める」より、「つながる」
SNSの数字も、バズも、売上も、大事です。
でも、そこに「仲間」がいなければ、なんだか空っぽな気がします。
だから僕は、SNSを通して出会った人たちとのやりとりを、
これからも大事にしていきたい。
広告をつくるより、仲間をふやす。
そんなSNSの使い方が、やっぱり好きです。

藤村 正宏

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