「これをやれば成功する!」
そう言われて流行ったものは、あっという間に模倣される。
気づけば、どの店も似たような商品、どの企業も同じ広告手法。
同じデザインのカフェ、似たようなキャッチコピーの広告、流行りのSNS戦略…。
でもね、本当に強いブランドは、模倣されても揺るがない。
なぜなら、売っているのは「商品」ではなく、「物語」だから。
例えば、スターバックスの成功に倣って、多くのコーヒーチェーンが似たような店舗を展開した。
でも、スターバックスの魅力は単なるコーヒーではなく、「第三の場所」というコンセプトだった。
家でも職場でもない、自分らしく過ごせる特別な空間。
だからこそ、同じようなカフェが増えても、スターバックスは唯一無二のブランドであり続けている。
また、あるベトナム料理店も、大手チェーンの波に飲み込まれることなく、地域に愛される店を築いている。
今や、フォーやバインミーを出す店は街にあふれ、大手チェーンもアジアンフードを売り出している。
でも、この店は「ただのベトナム料理店」ではなかった。
この店は、店の近くに大きな畑を持っている。
そこで育てているのは、パクチーや空芯菜。
「この葉っぱ、今朝うちの畑で採れたんですよ」
そう言って料理を出すと、お客様は驚き、そして笑顔になる。
農業が忙しい時には、店内に「農作業のアルバイト募集!」という告知が出る。
これはこれで、普通の飲食店では見られない光景。
さらに、この店は地域の活性化にも積極的に関わる。
商店街のイベントでは屋台を出し、地元の高校生と一緒にベトナム料理教室を開く。
「お母さんにフォーを作ってあげたい!」と言っていた学生が、翌週、家族と一緒に店を訪れた。
この店は、「単なるベトナム料理の提供」ではなく、
「地域とともに成長する物語」を売っている。
だから、近くに同じようなベトナム料理店ができても、この店の価値は揺るがない。
なぜなら、売っているのは「料理」ではなく、「地域と共に育つ物語」だから。
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藤村 正宏

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