「儲かる」という動機で起業すると苦労するよ

儲けるために始めたビジネスが売れない理由

「儲かるから」という理由でビジネスを始めると苦労すると思う。

今の時代、消費者はスマホひとつで情報を手に入れ、価格を比較し、口コミをチェックできます。
企業がどんなに広告を打っても、商品やサービスの評判はリアルな声としてSNSで広がります。
「このビジネスモデルなら儲かる」
「こういう商品なら売れる」
といった発想だけで始めたビジネスが、意外と苦戦することが増えている。

では、今の時代に成功するビジネスとは?

「楽しいから」始めたものが売れる理由

売れるビジネスには共通点があります。
それは、経営者自身が「楽しい」と思ってやっていることです。

たとえば、僕の塾生さんで洋品店をやっていた社長は、紳士服を仕立てる新しい業態を始めました。
それは「儲かるから」ではなく、「本当にお客さまに似合うオーダーメードのビジネススーツを提案したい」という想いから始まりました。
彼自身がビジネススーツが大好きだったから。
一人ひとりの体型やライフスタイル、仕事に合わせたアドバイスを行い、単にスーツを売るのではなく、“自信を持てる一着”を提供し続けた。
結果、経営者やビジネスパーソンの間で評判となり、全国から相談が来るほどの人気になりました。

また、ある工務店は「健康に良い家を作りたい」という純粋な熱い思いから、断熱材や自然の漆喰壁、風が出ないエアコンなどを取り入れ、空気環境に徹底的にこだわった家を作りました。
結果として、「ぐっすり眠れる家」として評判になり、紹介だけで仕事が途切れないほど人気に。

このように「楽しい!」「面白い」「やってみたい」という純粋な動機から始まったビジネスは、オーナー自身が楽しんでいるため、お客さまにもその情熱が伝わります。
逆に、「儲かるから」と始めたビジネスは、その下ごころが消費者に伝わります。
そうすると、熱意が薄れ、価格競争に巻き込まれ、消費者の心をつかめなくなります。

「ワクワク」することを「コツコツ」続けること

これからの時代、ビジネスの根本にあるべきは「自分自身がワクワクできること」で「お客さまを仕合せにすること」です。

お客さまのために──と掲げていても、本心では「なんとか売りつけよう」と考えている企業は、見透かされてしまいます。
そして、無理やり買わされたお客さまは決してリピーターになりません。

だからこそ、「自分が本当にやりたいことは何か?」「心から楽しいと思えることは何か?」を考えることが、これからのビジネスの成功につながる。
これは間違いないと確信しています。
ワクワクすることを、コツコツと続けることです。

あなたのビジネスは、「儲かるから」ではなく、「楽しい」やっていますか?

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北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」
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