こうして年末を迎えられるのは奇跡みたいなもの
大晦日の夜です。
そしてあと数時間で、新しい年2025年。
21世紀になって25年、四半世紀が過ぎた。
僕が正式にコンサルタントになったのも2001年。
最初のコンサルの仕事は、北海道の鶴雅さん。
今でも鶴雅さんは大切なクライアントです。
鶴雅の成長を見てきて、すごい企業だなって思う。
僕が関わった2001年は、ホテル2軒を経営しているだけでした。
それも2軒目を買った1年後だった。
そこから次々と、業績の悪い北海道のホテルを買い取り、業績をよくしていった。
現在では北海道全道に16軒のホテルを展開しています。
これからも計画がある。
つい先日も大西代表をはじめ、金子社長、幹部の役員の方々に会って打ち合わせをしました。
来年鶴雅は創業70周年。
その「創業70周年記念事業」の一つを、僕がプロデュースすることになったのです。
5カ年計画で、鶴雅グループの発信力を、他の追従を許さないくらい圧倒的にするのが目的。
毎月、僕が伺ってプロデュースします。
来年からはさらに関わりが深くなる。
嬉しいことです。
鶴雅の代表、大西さんの経営の考え方は、本当に素晴らしいと思う。
商売というのは「私利」と考えられがちです。
最近の事業家たちをみると、事業拡大を第一目的に考え、強欲な買取なんかをやって非難されている。
大西さんは私利私欲ってことではなく、公利を第一義に考えています。
ビジネスで得た利益は社会のための利益。
社会に利益を与える事業を行えば、結果として私利になる。
そういう考え方が言葉の端端に見えてきます。
北海道のため、釧路のため、阿寒湖のため、日本の観光業のため、しいては日本人の仕合せのため。
口先ではなく、本心でそう思って、事業をやっている。
25年前に知り合った頃から、その考えは変わっていないと思う。
そして、その経営思想を体現する、幹部や社員さんたちがいる。
だからすごい企業だなって思うのです。
業績が悪くなったホテルを買い取り、回復させるのも、そこで働いていた人のため、その地域のため、そんな考え方がベースにある。
これからの企業が見習うべき、姿勢だと思う。
自分のところだけ儲けたらそれでいい。
短期の利益ばかり見ている。
効率化ばかり追い求める。
そんな企業は社会に必要とされなくなるのです。
大晦日、そんなことを考えていた。
毎年大晦日の夜になって思うことがある。
「今年もなんとか無事に過ごせたなぁ」ってこと。
今年もいろいろあったけれど、こうして年末を迎えられるのは奇跡みたいなものだと思う。
振り返ってみると、たくさんの『ありがとう』が見つかる。
それだけで心が温かくなる。
1年の終わりは、次の1年の始まり。
まだ見ぬ素晴らしい景色が待っていると思うと、楽しみが増えて、心が軽くなる。
どんな1年でも『よくやったよ、いい1年だった』と言って締めくくれば、それは素敵な1年なのです。
あなたも今年、がんばりました。
いい1年だったね。
今年も、たくさんの支え、たくさんの応援、ありがとうございました。
2025年もよろしくお願いします。
良いお年を迎えてください。
藤村 正宏
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