アメリカのホリデー商戦は物より体験へ
クリスマスが終わり、世間では年末に向けて慌ただしくなっていく時期です。
誰かにクリスマスプレゼントあげましたか?
小さいなお子さんがいる方は、子供たちにプレゼントを買ったり、恋をしている人は恋人とプレゼント交換したり、あるいは仲間でプレゼントをあげたりね。
クリスマスは、プレゼントという文脈でも、たくさん楽しめますよね。
僕は残念ながら、子供がもう大きくなっているし、孫はいないし、クリスマスにプレゼントをあげてないな。
日毎お世話になっている人に、感謝の心を持つだけでも、プレゼントになるかなって勝手に都合のいいこと考えてたりして。
先日見ていたダイアモンド・オンラインに、ウォールストリートジャーナルの記事が出ていた。
今年のアメリカのホリデー商戦は、物ではなく体験が売れていると言う記事。
商品より、食事や娯楽、チケット、旅行や、アウトドアの体験や、スポーツ体験などにお金を使っているそうです。
物よりも思い出なんだな、やっぱり。
買ってもらった物よりも、体験したことの方が、長い間、記憶に残る。
これは皆さんも実感していますよね。
僕なんか小学6年くらいの大晦日の記憶がいまだにある。
祖父母、両親、弟、近所の友達の家族と過ごした。
大人たちは、テレビで紅白歌合戦を見ながら、酒を飲んでご馳走を食べていた。
子供たちは特別に夜遅くまで起きていてもよかった。
友達何人かとおもちゃや、ゲームで遊んでいた大晦日。
めっちゃ楽しかったんだと思う。
いまだにあの頃のことを思い出すことがある。
ダイアモンド・オンラインから引用。
11月のサービス支出は2.5%増えたが、飲食店を除く小売り支出は1%減少した。
金融の専門家やエコノミストは、体験への出費はモノを買う場合よりも喜びが長続きすると指摘する。
「プレゼントより体験、米ホリデー支出に変化」
The Wall Street Journal発 | ダイヤモンド・オンライン より一部引用
物よりも体験することにお金を使っているってことです。
福袋も体験を提供
少し前に話題になった東京の池袋にあるサンシャイン水族館の福袋のことを思い出した。
福袋は均一に9000円なんだけど、中に「当たり」が入っている福袋があり、水族館らしい景品がついている。
そして、その中には体験の景品があるんです。
一組のみの貸し切り水族館
カワウソたちの水辺水槽バックヤード潜入
クラゲのえさやり
などなど。
水族館好きにはたまらない景品です。
いずれにせよ、モノを売るな!体験を売れ!ですよね。
エクスペリエンスマーケティングが、ますます世の中に浸透していっている。
それは僕にとって嬉しいことでもあります。
・・・そんなことを考えているうちにクリスマスも終わってしまった。
家族や友人、大切な人に、長い間思い出してもらえるような体験を提供したいなって思った。
藤村 正宏
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