水曜日:記
小型ジェット機
福岡空港からコマキュー(小松空港のスリーレターコードがKMQだからみんなそう言っている)へ飛行機に乗った。
始めて乗る小型ジェット機。
CRJ700という機材。
ANAとIBEXのコードシェア便。
子供の頃からいつも、初めてのコトはなんでも、ワクワクする。
人間が単純なのかもしれない。
今、その小型ジェットの中、11Aの席でこれを書いている。
真ん中に通路があって、両側に2席ずつ1番から20番(13番は存在しない、欧米では縁起の悪い数字と認識されているから)まで。
70席。
ワクワクするけど、乗ってしまうと普通。
コマキューに向かっているのは、今日、福井県で夜勤だから。
最近夜勤が多い。
特に今週は月曜から木曜まで夜勤。
神奈川県座間市。
佐賀県唐津市。
福井県坂井市。
東京汐留。
夜の講演が続いている。
でも、それも楽しい。
昼間ちがうことできるし、講演後の打ち上げも楽しい。
ソーシャルメディア
ということで、小松空港に到着して、福井まできた。
お弟子さん、勝村大輔くんが、福井商工会議所で講演している。
ソーシャルメディアがテーマ。
途中からだが、見にいってみる。
説得力のある講演。
セミナーの内容をTwitterで、実況中継してみた。
「#勝村大輔 #エクスマ #ソーシャルメディア」というタグをつけて、ツイートした勝村君の講演内容の一部。
企業用語から、お客さん言葉へ。
ギブ&テイクをしない。
Facebookページは「いいね!」の数より、コミュニケーション。
親切にしてあげよう。
コンテクストの共有をすることが、コミュニティには必要です。
同じ価値観や同じ世界観をもつこと。
コミュニティを強固なつながりになっていくから。
「フロリダ族」って、ネーミングが面白い。
アイキャッチ、、アイコン、キャッチコピー、ネーミングを工夫すると、
タグ付、シェア、リツイートされやすくなる。
個性的ってことが大事です。
独自の存在になること。
当たり前ってことは、あまり価値がない。
そのためには、自分の仕事とは別の要素を取り入れた発信をする。
「役立つ人」より「好きな人」へ
役立つ情報を発信していても、みんなやっているしね。
アッシー君もメッシ―君も、役立つ人だけど、利用される。
でも、好きな人だとちがうよね。
好きなコトを出す
顏を出す
その整合性を合わせる
それがあなたのソーシャルメディアの発信が個性的になるコツ。
好きなコトを仕事にしよう。
好きだから苦にならないで夢中になる。
そうすると、好きなことが得意なことになる。
あなたの得意なことが
個性を発信すると
万人には好かれないかもしれない
一部の人間には嫌われる
でも共感してくれる人からは熱狂的に支持される。
当事者意識と仲間意識はちがう。
結束力「鉄の掟」は排他的行動を招く。
Facebookの発信も排他的にならないように注意すること。
コミュニティは、強制のない、ゆるやかなつながりが大事。
サポーターはサポーターを呼ぶ。
「相思相愛の関係」
お客さまに好かれることばかり考えるのではなく、お客さまを好きになるコト。
これが販促でもソーシャルメディアでも、一番。
いちいち納得した、講演だった。
面白かったし、気づきもたくさんあった。
最後にはボクも前に出て、勝村君とトークすることになる。
本当は、質疑応答の時間だったのだが、あまり質問が出なかったので、時間に余裕ができ、急きょ登場させられた。
経営者は顔を出すほうがいい
夜は隣の町、坂井市に行き、坂井市商工会の主催の講演。
今度はボクが話す。
急きょ、オープニングとエンドロールをやることになる。
あわてて準備。
会場の人がプロだったので、スムーズにできた。
ボクだけじゃなく、エクスマの人たちはみんな現場力とアドリブ力がある。
講演は好評。
「経営者は顏を出さなければ信用されなくなる」
そういうことなどを話す。
シリ(Siri)
講演後は雰囲気のいい和食の店で打ち上げ。
打ち上げの席で、面白い話を聞いた。
それはiPhoneについている、音声アシスタント「シリ」のこと。
参加者の女性が、いろいとろ落ち込んでいるときに、シリに何か用があって話しかけた。
要件が終わったので、「ありがとう」と言った。
そうすると、シリが「お礼をいうのはこちらのほうです」って言った。
それを聞いた彼女は心が凹んでいたので、なんだか淚が出てきた。
そういう話。
人工知能のアシスタントに心をなぐさめられたってお話し。
でも、こういうことは世界中で起きているんだろうな。
そういえば、以前読んだ記事でそういうのがあった。
アメリカの、自閉症の11歳の男の子が、アップルのデジタルアシスタントシステムが最高の友達であり、先生でもあるって記事。
彼は自閉症で、言語障害もあった。
シリに話かけても、シリは聞き取れないことが多かった。
だから彼がシリと会話をするときには、しっかりと発音するようになった。
結果的に彼の発音が格段とよくなった。
さらに正しい言葉を話さなければ、やっぱり聞き取れないよと答える。
彼は自然に言葉づかいも丁寧になっていった。
そういう話。
人工知能の発達はとてもいい世界を創ると思う。
悲観論者は、AIに仕事が奪われるとか、ロボットが人間に反逆するとか、暗い未来を描きたがるが、ボクは未来は今よりも、もっと安全で美しい世界になると思っている。
科学技術の進化で、病気も治りやすくなる。
交通事故も減る。
誰が何をしているかがわかるから、犯罪も減る。
良い面をみたほうがいい。
懇親会が終わり、ホテルの戻ったのが12時を過ぎていた。
いいホテルだった。
部屋も落ち着いて広いし、とっても清潔。
最上階に大浴場もあった。
大浴場でゆっくり入浴して3時くらいに就寝。
そんな日だった。
藤村 正宏
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