国民的アニメ「サザエさん」の不思議な年齢差の謎
今日は敬老の日です。
昨日の日曜日たまたまTVがついていてちょっと見た番組があった。
と言ったら「あ、今話題の『VIVANT』ですね、最終回面白かったですね〜」と、言われそうですが、残念ながら違います。
その時間はDAZONでF1シンガポールGP決勝を見ていたから。
日曜日の夕方にやっているアニメ『サザエさん』です。
みようと思って見ていたわけではなく、なんとなく偶然放送していたのを見た。
敬老の日が翌日なので、波平さんが主役の話があった。
波平さんは、タラちゃんにとってはおじいさんです。
波平さんて何歳なんだろう?
調べてみたら、驚き、
53歳だった。
僕よりもずいぶん年下です。笑
そういえば、この国民的アニメの主人公、サザエさんの年齢を知ってる人は少ないと言うような記事読んだことあります。
実はしっかりと設定されています。
サザエさんは24歳。
弟のカツオくんは小学校5年生11歳。
妹のわかめちゃんは小学校3年生。
息子のタラちゃんは3歳。
波平さんの奥様のフネさんは50歳の設定。
なんと、カツオくんはタラちゃんにとって叔父さん、わかめちゃんは叔母さん。
なんか年齢が不思議ですよね。
サザエさんと弟と妹の歳の差が大きすぎるよね。
フネさんは結構高齢出産だったんですね。
なんだかほのぼのとした「昭和」な雰囲気のサザエさんですが、この子どもたちの年齢差には、実は暗い時代背景が関係しているんじゃないかなって思うのです。
サザエさんが連載が始まったのが、戦争が終わってすぐの昭和21年くらいから。
当時の戦争で若い男性は、戦争に行ってしまって戦死する人も多かった。
さらに日本が戦争の時代に突入する昭和12年くらい。
人々は子どもをつくることを控えていたのかもしれないなって思うのです。
将来の見通しがたたない時期になっていったから。
だからサザエさんとカツオくんの間に兄弟がいないんじゃないかな。
あるいは・・・これは深読み過ぎかもしれないけど、20歳くらいのカツオくんのお兄さんがいて、戦争に行ってしまったんじゃないかな・・・って考えてしまうのです。
サザエさんの「不思議な年齢差」って、大きな戦争の影響だったんじゃないだろうか。
国民的なアニメのほのぼのとした雰囲気の裏には、そんな悲しみや苦しみがある。
登場人物たちは、それをおくびにも出さず家族の仕合わせ、平和の仕合わせを、日本国民に伝え続けている。
少子高齢化が進む現代の「敬老の日」の朝、そんなことを考えていた。
今のウクライナでも、きっと同じようなことが起きているんだろうな。
藤村 正宏
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