人気のSNS「Instagram」
GIZMODEの
【Instagramで一年間にアップロードされた写真を全て積み上げると…】
という記事を読んでいて、すごいなって思った。
世界中てアップロードされているInstagramの写真をプリントして積み上げると。
37分でエンパイアステートビル(443m)の高さに到達。
世界一高い山、エベレスト(8,848m)を超えるのに、たった12時間。
6日後、地球の大気圏の端、高度100km越える。1週間も経たないで宇宙に到達。
約1ヶ月、26日間で国際宇宙ステーション(460km)まで届く。
1年間で6,351kmまで届いた計算になる。
枚数にすると219億枚だそうです。
Instagramってすごい人気のSNSになっています。
ボクもずいぶん以前から使って楽しんでいますけど、ここにきて世界中で広がっている感じ。
Instagram、やっている人はいまさら説明なんてしなくてもいいでしょうけど、やっていない人のために、カンタンに解説しますね。
自分の写真を撮って、それを投稿して、他の人とコミュニケーションするSNSです。
FacebookやGoogle+はテキストやリンク、写真や動画なんでも投稿できます。
Instagramは写真が中心なわけです。
もちろんその写真にコメントも書けますが、書かなくてもいい。
多くの人は写真とカンタンなキャッチコピーのようなコメントを上げています。
これが面白いんですね。
写真って、非言語コミュニケーションです。
たとえば、美しい花の写真は、英語圏の人も韓国語の人も、アラブの人だって、美しいと感じる。
きれいな空の写真は、誰もがきれいと感じる(確率が高い)。
美しさだけじゃなく、面白いとか、美味しそうとか、かわいいとか、楽しいとか、カッコいいとか、伝わるわけです。
非言語です。
だから、世界中の人とのコミュニケーションが、カンタンにできるわけです。
イタリアやブラジルの知らない人の写真を見て、「いいね」をしたり、コメントしたり、コミュニケーションが楽しい。
先方も、ボクの画像にアクションしてくれます。
たとえ、いいね!をしなくても、画像見ているだけで面白い。
並んでいる写真を見ていると、その人の世界観や趣味、センスなどがよくわかる。
たとえば、エメラルドグリーンの海の写真が多いと、そういうライフスタイルなんだなとか、コーヒーが好きな人だなとか、写真のセンスがいいからセンスのいい生活なんだろうなとか、本当に写真の集合でよくわかるんです。
いろいろと想像をして、面白い。
さらに、自分の撮影した写真の加工も、カンタンにできる。
フィルターが充実していたり、明るさやコントラスト、彩度を調整できたり、ぼかしや、トリミングもできる。
まるでプロが撮った写真のように加工できるんです。
これも面白い。
Instagramで成功している企業
たくさんの人をフォローしていますが、ボクがフォローしている個人以外のアカウントは、NASAとかナショナルジオグラフィックとか、やっぱり写真がすごいって言われているサイトをフォローしています。
本当にたくさんのスゴイ写真を投稿しているサイトは多い。
その中で、「これは企業として、大成功しているだろうな」って思った企業。
それは、「バービースタイル」barbiestyle。
そうです、あの有名な女の子の永遠のおもちゃ、着せ替え人形
「barbie」の、公式Instagram。
おじさんのボクが見ていても、可愛いし、セクシーだし、おしゃれで素敵です。
洋服や小物までコーディネイトしていて、それにバービー自らのコメントが書いてある。
2014年8月27日にオープンしたばかりなのに、もうフォロワーが46万人もいる。
それぞれの写真には、バービー自身によるちょっとしたコメントが。
たとえば11月10日の投稿では、
「本格的な秋になるまでこのトップスを着るのを待っていたのよ。変化していく紅葉の色で、いろいろな表情を見せてくれる色だから」
(あっているかわからないけど、なんとなく大ざっぱに意訳してみた)
バービーが本物の街や自然の中で生きている感じです。
これがとっても素敵です。
おまけに、その写真に写っているものは、すべて商品です。
商品の特性上、商品の写真を投稿し続けても、売込みにならない。
逆に見ている人はみんなよろこんでくれる。
Instagramって、まるでバービーのためのSNSじゃないか?
そうまで思ってしまった。
男のボクでも素敵だなって思ってしまうんですから、女性にとっては、きっともっとすごい価値なんだろうなって思う。
女性って、何歳になっても、かわいいものが好きですからね。
ともあれ、Instagram、個人で楽しんでもいいし、アパレルの企業やお店、飲食店、インバウンド(海外客)をターゲットにしている観光地などが工夫して使ってみるのも面白いと思うんです。
それだけでなく、非言語の写真というものに合った商品を扱っている業種、たとえば、ケーキ屋さん、お花屋さん、アート関係、子供写真館、映画関係、いくらでもあると思うんです。
そういう業種は、写真で人々とコミュニケーションして「関係性」を築いていく、という目的で使ってみる。
スタッフみんなで、アイデアを出し合えば、面白い展開になるかもしれません。
藤村 正宏
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