今日から新しい一年が始まる
2023年2月3日、今日は節分ですね。
神様の世界では、新しい一年が始まる日です。
今日から運勢が変わります。
これを読んでいる皆さんが、素晴らしい運勢になることを、強運になることを祈っています。
ここのところ、深夜に放送しているNHKの『映像の世紀』を見ています。
おかげで朝方までTVにかじりついている。
もちろん全て録画していますが、後で見ようと思うとみない可能性もありますよね。
だからリアルタイムですべて見ています。
何度か見ていたつもりでも、今見ると違う視点になっているから、以前とは気づきが違う。
それだけ自分が成長しているのだろうし、興味や好奇心も変わってきているんだろうと思う。
『映像の世紀』
1995年に放送された、間違いなく、NHKの最高傑作のひとつです。
この番組が成功したから、その後の『映像の世紀プレミアム』、現在シリーズで放送されている『映像の世紀バタフライエフェクト』につながった。
映像が発明され、映像として記録された20世紀の世界の歴史がわかりやすく、興味深く作られている。
今朝は2回分を放送していた。
アメリカがベトナム戦争の泥沼にはまっていく様子を丁寧に解説する9回目。
もう1本は民族対立や宗教の対立などの戦争で、多くの難民が出る、民族の悲劇がテーマ。
すごく面白い番組です。
ほんのわずかなことが、世界を大きく変える結果につながることがある。
歴史から学ぶことはとても多い。
だが、その学びを行動にうつすことは、たやすいことのように思えて、とても難しい。
人間の素晴らしい叡智とどうしようもうない愚かさを感じる。
NHKの制作意図は、どちらかというと、叡智よりも愚かさに焦点を当てているんだと思う。
戦争や政治抗争や難民などの、20世紀の汚点を映像で詳細に伝え、過ちを繰り返さないように啓発するのが目的なのかもしれない。
見ていると、人間っていうのは本当に傲慢で愚かだなと思う。
歴史に学ぶという言葉がありますが、人類は本当に学んでいるのだろうか。
今のウクライナ戦争を見ていると、ヒトラー時代とあまり変わっていないようにも思える。
現在のアメリカの黒人差別を見ていると、60年前とまったく変わっていない。
「歴史は繰り返さないが、しばしば韻を踏む」
そう言ったのはアメリカの作家、マーク・トウェインの言葉だと言われていますが、言い得て妙です。
この番組が見られることだけでも、受信料を払う価値があると思うくらいに、いい作品です。
音楽もまたいい。
加古隆さんの「パリは燃えているか」
今のシリーズでも使われている名曲です。
そういえばエンドロールに僕の高校の時からの友人、斉藤大也くんの名前がクレジットされている。
当時、彼はこの番組を作るために海外との交渉をやっていた。
傲慢になりそうな時には気をつけよう
人間は他の生物と異なり、自らが自然に適応するのではなく、知恵を使って自然を変えようと考えます。
確かに治水や埋立など、より安全に、より豊かにすることにつながりました。
でも、自然は偉大です。
人間の力には限界があります。
自然現象を科学的に解明できたとしても、抑えられずにいます。
人間は自然の前では無力です。
自然環境の変化は、人の力で自由にコントロールできることはではありません。
温暖化や寒冷化などの気候も自然がもたらすものです。
それに合わせて、動植物が生息して、僕たちも暮らしています。
さまざまな要因が絡み合い、多方面で影響しあい、重なり、補い、紡いでいるのが地球です。
僕たちはその自然の中で、生かされているんだという感覚を持つこと。
そうすると、多くの恵みを受けているという感謝の心が生まれてくる。
自然を尊重し、四季の変化に感謝し、季節の食べもや風物を楽しみ、身近な一つ一つをありがたく受け止めたいですね。
節分の次の日が「立春」です。
もう暦の上では春です。
春の来ない冬はないんです。
植物も動物も、確実に春の準備をしています。
季節を二十四に分ける日本人は、本当に繊細です。
豊かな気持ちになります。
四季があり、その微妙な変化を美しい言葉で表現する。
そんな国に生まれて、とってもしあわせです。
傲慢にならず、日々の自然の変化を感じ取れる、そんな心になりたいですね。
藤村 正宏
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