不毛なビジネスはしたくないよね
塾の上位コース「エクスマ学院」をやっていました。
その懇親会で参加していた塾生さんが、懇親会でこう言っていた。
「エクスマ塾生さんたちって、話していて面白いですよね。普通のビジネス系の塾やセミナーで会った経営者は、仕事の話かゴルフの話しかしないですから」
確かにエクスマ塾生さんは話が面白い人が多い。
日本史の話をしてくれるWeb会社の人
韓国ドラマの話をしてくれる経営者
有名アーテイストの普段は聞けないエピソードを話してくれる音楽家
自分の会社の個性的なスタッフの話をしてくれる人・・・などなど
仕事の売上の話とか業績の話とか、ほとんど出ない。
ある意味、業績と売上の話ししかできないって、不幸だなって思う。
売上や利益などの、お金以外を生み出さないビジネス。
それは不毛です。
そんなビジネスから、あなたが得られるものは、ほとんどない。
金銭に置き換えられた、プライドだけ。
どんなにいい家に住んでも、どんなに会社を大きくしても、ただのプライドを満足させることくらいです。
失うものは、実にたくさんある。
一度失うと、なかなか手に入れることのできない、信頼。
そして、二度と取り返すことのできない時間。
「仕事と思うな、人生と思え」
若いころに偶然に知り合った、ある経営者はボクに向かってこう言った。
「仕事ではなく、人生って・・・」なんとなく違和感を感じた。
確かに仕事というのは、人生の長い時間を使います。
そういう意味では、仕事は人生なのかもしれません。
でも「仕事」という定義をどうするかという、そもそもの問題もある。
仕事を「職業」と考えるか、それともすべて自分以外の人のために貢献する行為を「仕事」とするのか?
だって、金銭的な報酬がない、専業主婦の人も、たくさん仕事をしています。
「誰かのために、世の中のために、自分のできることを精いっぱい提供する」
そう定義するのなら、人生は「仕事」です。
でも、職業的な仕事を「仕事」と定義するのなら、それに命を賭けるほど、仕事っていうのは価値はありません。
人生を賭ける価値なんてない。
この仕事の世界観をどう捉えるのか。
それがとっても大事な時代なんだなって思うんです。
夢中になれる仕事は質も高くなるはず
でも金銭的な職業も、ずっとやっているだけの、面白さはあります。
だから、ボクは休みがなくても、あまり寝られなくても、苦痛じゃない。
確かに、SNSをやっていると、夜遅くなるし、休日もなんだか仕事のことばかりやっているって感じです。
ボクは子供がふたりとも、成人しているからいいかもしれないけど、子供が小さい人は仕事とプライベートがたいへんですよね。たぶん。
家族の時間も大事にしなければなりません。
でも、ある意味これからは「ONとOFF」は、なくなる。
20年くらい前から、ボクはそう言っていた。
それが現実味を帯びてきました。
というか、そうしなければ、抜きんでることはできない時代なのかもしれません。
ずっとやっていたいコト、ずっと話していたいコト、時間をかけても夢中になれること。
それだったらONとかOFFとかは考えないですよね。
そういうようなことは何か?
好きなこと、夢中になれること、それは何かを考えてみましょう。
趣味でもいい。
娯楽でもいい。
なんでもいいから、好きなことは何か。
そして、それについてさらに深く、広く、探究してみる。
【あなたの個人】
【あなたの仕事】
【あなたの好きなコト】
これを融合したら、かなりオリジナルな独自性のある個性になる。
あなたの好きなコトを追求しましょう。
そして、それをあなたの今やっている仕事と組み合わせてみましょう。
大丈夫! とりあえずやってみましょう。
行動することです。
藤村 正宏
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