ウクライナ戦争と豊臣秀吉の朝鮮出兵の共通点

豊臣秀吉はちょっと頭がおかしくなっていたのか

16世紀の戦争の中で、一番大きな戦争と言われているのが日本の豊臣秀吉が朝鮮と明を攻めた戦争と言われています。
日本史の授業では文禄・慶長の役(ぶんろく・けいちょうのえき)と教えられた。
1592-93年の文禄の疫。
1597-98年の慶長の役。

大河ドラマ税理士(わいわい)

この時の豊臣秀吉と、今ウクライナに戦争を仕掛けた、ロシアのプーチン大統領が似ている。
大河ドラマ税理士の山本やすぞうさん(ニックネーム:わいわい)がそう言いました。
<わいわいのTwitter>

「豊臣秀吉はあの時、少々頭がおかしくなっていたのかもしれないという説があるんですよね」

すでに日本は全国統一を果たし、秀吉は圧倒的な独裁者になっていた。
彼に逆らう大名はいない。
そんな時、秀吉は隣の強大な国家「明帝国」を征服しようとします。
そして今の九州の北部、現在の佐賀県に、この戦争のためだけに大きな城(名護屋城)を作ります。
当時では大坂城に次ぐ規模を誇りました。
さらに周囲には130以上に上る諸大名の陣屋が構築し、全国から20万人を超える人々が集ったそうです。

かなり用意周到な計画をたて、明の属国だった朝鮮を攻める。
最初の頃は順調に戦果を上げていく秀吉軍。
ところがその後、明の参戦や戦地への物流を妨害などに合い、予想以上の苦戦になっていく。
各大名の被害も大きくなって、停戦交渉や休戦などが行われ、こう着状態になっていく。
そんな時、秀吉が病気で亡くなり、厭戦気分の強い日本側の諸将が撤退を画策して未決着のまま終息。
もし独裁者が亡くならなかったら、長いこと戦争は続いていたでしょう。

この朝鮮征伐いわゆる「唐入り」を行った動機については古くから諸説が語られています。
全く合理的な動機がわからない状態なわけで大きな歴史の謎になっている。
秀吉が合理的な判断力が欠けていたという説もあるそうです。

独裁者はいつの時代も聞く耳を持たない

そう考えると、今のプーチンに似てるかもしれないなって思う。・

コロナ禍の2年間、プーチン大統領は帝政ロシアの歴史書を読んでいた。
そして、ウクライナの国民がほとんど、ロシア国民になりたいと思っていると勘違いした。

合理的な動機がよくわからない独裁者の独断と思い込みで戦争が始まり。
やってみたら、泥沼にハマり、どうしようもない状況になった。

ロシア軍の士気は下がるし、予想外の反撃にも遭う。
大体兵士たちは「ウクライナに行けば大歓迎され、ウクライナの国民は君たちを花束を投げて歓迎してくれるだろう」そう聞かされていた。
ところがいざウクライナに入ってみたら、花束どころか火炎瓶を投げられる状態。
歓迎どころか自分達と同じような言葉を話す似たような民族を殺さなければならない。
モチベーション下がりますよね。
でもトップに逆らうのは怖いので、戦争を続けなきゃならない。
どんどん厭戦気分が高まっていく。
ウクライナ戦争は、ロシアのプーチン大統領が病気か何かで亡くなることでしか終わりが来ないのかも。
秀吉がそうだったようにね。

日本史と今のウクライナ戦争を関連させて考えてみると、いろいろがことが見えてくる。
とても興味深いことです。

歴史を学ぶことは、今を知ること。
今を知ることは、未来を見ること

結局戦争は誰も仕合わせになれず、誰もが大きな傷を負うことになる。
これは歴史が証明してい流のです。

調和が取れた平和な世界になりますように。

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北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」
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