誰も否定できないキャッチーでポップな目標『SDGs』
前のブログで「資本主義の黄昏」のことを書きました。
その最後に書いたのはこんなことでした。
「このまま資本主義がつき進んだらさぁ、さすがヤベんじゃねー」っていう世の中の風味になってきたわけです。
この課題を人類はどう解決していくのか?
人類は自分たちの欲望によって滅亡するのか?
この文明的な生活を続けていくことは可能なのか?
今、まさにそれが問われている。
これは大企業だけじゃなく、中小企業も個人事業主も、ビジネスに携わっている人、一人一人が考えなければならないことなんだと思うのです。
それがSDGsです。
2030年までの「持続可能な発展目標」ってやつです。
2015年のことでした。
でもね、これが出た時僕は正直、うさんくさいなって思ってましたよ(笑)。
なんだかそこに偽善的なものを感じた。
逆に金儲けしようとしているんじゃないのって。
環境面で、うちの会社の電気はすべてクリーンエネルギーですよーとかって言ったりとか。
うちはワークライフバランス考えてます。
男女平等めっちゃしっかりしています。
そんなふうに強調したりとかね
社外取締役いっぱいいて、健全な管理をやってますから、大丈夫ですよ。とかね。
SDGsを取り上げている会社。
なんか流行に乗ることを考えてやっているんじゃないの? って、ナナメに見ていた。
ところが僕の考え方も少し変わりました。
昨年くらいから、マジ本気でやらなきゃやばいってそんな感じになった。
SDGsは大きい会社だけの話じゃなくて、僕らみたいな個人事業主とか中小企業とかも必ず関係してくる話だと思うのです。
だから関係ないなと思わないことです。
社会的存在理由を表明
今、商品サービスの当たり前。
社会に対しての存在意義が問われているってこと。
だからあなたの会社、社会的に存在している価値があるのってこと。
あなたのとこの商品は、社会的に存在している価値があるのってことです。
あなたの会社や商品の、社会的存在理由を求められている。
ミッションとか社是を掲げている会社ってあります。
たとえば「全てのお客様の幸せのために」とか「すべてのお客様の満足のために」とか言っているところもあるけど、そういうのは、今の時代全く響かないってこと。
それって、あなたの都合なんじゃないの?
あなたの会社が儲けるために、そういうこと言ってるんだよね。
例えそうじゃなくても、そんなふうに受け取られてしまうのです。
社会のどんな課題を解決しようとしているのか。
世の中にどんな体験を提供しているのか。
それを明確にする必要があるのです。
どんな小さな事でもいいから、地球と人類に何ができるかって考えて欲しいってことです。
例えば下請けをいじめない。これもSDGsです。
従業員さんに給料をたくさんあげるというのもSDGsにつながる。
環境問題で言うとできるだけ省エネするとか、水を無駄遣いしないとか、物を大切にするとか。
そういうのもねSDGsにつながるわけです。
何か本気でやばいと思わないと、人間って行動しない。
今、本当にやばい状況になっているっていうことを認識して、できることから始めましょう。
「収益以外の企業の社会的存在理由」
がとても大事なんだな。
藤村 正宏
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