みんな仕合わせな人生を求めている
仕合わせな人生のために、人はさまざまなモノゴトを求めます。
学歴、資格、財産、健康、人脈などを求めて日々努力している人もいます。
こういうモノはその時には得られないこともあります。
さらに獲得しても、時間の経過で価値が失われたり、変動してしまうものもある。
年齢や立場に関係なく、仕合わせに生きることに関わっているのは、自分自身の心です。
仕事観で見てみましょう。
たとえば、カフェでアルバイトをしている3人の女子大生で考えてみましょう。
なんのためにカフェでバイトしているのかを質問。
「この仕事で暮らしをたてています。お金を稼ぐのが目的ですよ」
「将来カフェをやりたいので、勉強中です。日本一美味しいコーヒーを淹れられるように、毎日勉強です」
「人によろこんでもらうのが好きなんです。美味しいコーヒーを飲んでいただいて、笑顔になってもらいたいんです」
同じ仕事をしていても、心のもちようで、それぞれちがうものです。
僕の友人のある会社の部長は、毎朝会社の近くのスタバに行きます。
もう何年も。完全なじみです。
毎朝、スタッフが彼のためにカップにメッセージを書き込んでくれる。
「今日もがんばってください」
「おはようございます 楽しい一日を」
「雨なのににありがとうございます」
お誕生日の日にはこんな素晴らしいメッセージが。
ここのスタバのスタッフは、きっとお金を稼ぐために仕事をしているわけじゃないですよね。
心のもちようで、仕事の質はまったくちがうものになるのです。
仕合わせは心の持ちようで
高級料理を食べても「天然とはちがうな、養殖だな」などと文句を言う人もいるし
みそ汁一杯で「体があたたまる」「心がほっとする」とよろこびに浸れる人もいます。
学歴や資格がなくても、自分の仕事に誇りをもって、成功している人もいれば、高学歴でMBAをもっていても、不満たらたらの人もいる。
日本以外の貧しい国に生まれ、学校に行くのに2時間もかけ、それでも学ぶのがうれしいって、よろこびを感じてる子供もいる。
要は、モノゴトをどう受け止め、どう感じていくかによって、毎日が楽しくもなれば、苦痛なものにもなってしまうってことです。
若いころ言われたことがあります。
「自分の心の持ちようで、仕合わせにも、不仕合わせにもなるのです。
仕合わせっていうのは、心の満足から生まれる。
不仕合わせは、不平、不満、泣き言、取り越し苦労から生まれる」
納得です。
人生は毎日毎日の積み重ね。
一日一日が楽しく充実していたら、素晴らしい人生です。
でも、不満や不安を抱いて毎日暮らしていたら不仕合わせな人生になってしまいます。
人生の幸不幸は、自分自身の心によってつくられていくのです。
それに気づいて、心のあり方を変えていくと、ビジネスもうまくいくようになる。
今、世の中は楽しく仕事をする人を求めているんだと思うのです。
藤村 正宏
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