モノより思い出
以前、日産のワゴン車のコマーシャルで、こんなキャッチコピーがありました。
調べたら、1999年のコマーシャルでした。
あれから約20年が経過。
コロナによって、ますます「体験」というワードが注目を集めています。
僕が最初の著書「モノ」を売るな!「体験」を売れ!」を出版したのは2001年。
集客施設をプロデュースしている頃の実績をまとめた本でした。
残念ながら今はもう絶版になっていますけど、改訂版の方は売っています。<アマゾンで見る>
誰もが消費者ですから、買う側の心理になれば実感しやすい。
例えば、「大好きな人と旅行をしたこと」と、 「欲しかったモノを買ったこと」 あなたはどちらをよく覚えていますか?
多くの人は、旅行の方を覚えているでしょう。
楽しかった思い出は、何年経っても色褪せずに豊かな気持ちにさせてくれます。
これは、体験することによって、長い間、幸福感や満足感を感じるから。
有名な心理学研究所の研究でも証明されていることです。
人の脳はとてもよくできていて、体験したことを、楽しい思い出に変えようと働いているです。
せっかくの沖縄旅行が、ずっと雨で、海を楽しめなかったとしても、 時が経てば、そんな経験もいい思い出に変わり、人生を豊かにしてくれるのです。
辛い体験でも、いつか美しい思い出となる。
そういえば、「思い出は美しすぎて」という曲がありましたね。1978年にリリースされた、八神純子さんの歌今聞いても心に染みるいい曲です。
なつかしい。
知ってるかな?
「八神純子 – 思い出は美しすぎて YouTubeより」
「モノ」は、手に入れた時には嬉しいけど、その感動は時とともに薄れていきます。
憧れていた車を買っても、1ヶ月もしたらワクワク感は薄くなり、次第にもっと高性能の車が欲しくなったりする。
そういうことです。
今後の消費活動に大きく影響を及ぼすと言われている、Z世代の人たちも「体験消費」の割合が多いそうです。
あなたが「モノ」を販売していたとしても、「モノ」そのものの価値を伝えるのではなく、その商品を使うとどんな体験ができるのか。
その体験価値を伝えましょう。
お客さまの記憶の中にいい思い出として刻まれていくように、ネットでもリアルでも、楽しく、ワクワクする場をつくりだしましょう。
コロナによって、人々の意識がどう変化しているのか、
憧れていた車を買っても、1ヶ月もしたらワクワク感は薄くなり、次第にもっと高性能の車が欲しくなったりする。
そういうことです。
今後の消費活動に大きく影響を及ぼすと言われている、Z世代の人たちも「体験消費」の割合が多いそうです。
あなたが「モノ」を販売していたとしても、「モノ」そのものの価値を伝えるのではなく、その商品を使うとどんな体験ができるのか。
その体験価値を伝えましょう。
お客さまの記憶の中にいい思い出として刻まれていくように、ネットでもリアルでも、楽しく、ワクワクする場をつくりだしましょう。
コロナによって、人々の意識がどう変化しているのか、
何がしたいのか、
何が求められているのか、
難しく考えなくていいんです!
何が求められているのか、
難しく考えなくていいんです!
一言でいうと、「家族や仲間、周りの人たちと一緒に楽しい体験できる場をつくる」ということ。
「一緒に体験する」という考え方が重要です。
リアルでなかなか人と会えないなら、オンラインを活用して面白いことができないか考えましょう。店舗の場合は、オンラインで疑似体験をして楽しんでもらうことだってできる。
パーソナル接客だってできる。
旅行に行けないなら、旅行したような気分にさせてくれる〇〇を考えてみる。
自社の商品やサービス✕旅行、というキーワードでなにかできないか。
気分や演出など、工夫はいくらでもできる。
飲食店だって、忘れられないようにオンラインツールを使ってできることはたくさんある。
まるで店内にいるかのような疑似体験ができる動画やライブ配信など。
配信中に参加者さんたちと交流すれば横のつながりだってできるかもしれない。
シェフが目の前でつくっている場面とか、きっと見ていても楽しいよね。
温泉や旅館だって、バーーチャルツアーなどの疑似体験だけでなく、周りの観光を一緒に楽しんでもらうとか、お土産を一緒に選んであげるとかね。
一人でやるのが不安だったら、親しい友だちや社員さんと一緒にやればいい。
肝心なのは、できない理由を探すのではなく、どうしたら楽しんでできるかを真剣に考えること、なんだって、やってみないとわからないんだから。
それでも不安だったら、売れる、売れない、なんて考えるのはやめましょう!
自分が好きなこと、得意なことで喜んでくれる人は必ずいます。
まずは関心を持ってくれた人に届けてみる。
遊びの感覚でいい。
今、多くの人が、人とのつながりを求めているのですから。
その先に仕事につながることもあるはずです。
豊かな関係性はこうやって築いていくものです。
あなた自身が、いろんな体験をすることも重要です。
人は経験したことの中でしか想像力が働かないから。
どんな分野でも体験したことが、のちのちビジネスのヒントになるはずです。
あなた自分が楽しい体験をたくさんしましょう。
そうすれば、周りの人に楽しい体験を提供できます。
ダメだったら、変えればいいんだから。
行動する人だけが、間違いなく生き残っていけるのです。
「一緒に体験する」という考え方が重要です。
リアルでなかなか人と会えないなら、オンラインを活用して面白いことができないか考えましょう。店舗の場合は、オンラインで疑似体験をして楽しんでもらうことだってできる。
パーソナル接客だってできる。
旅行に行けないなら、旅行したような気分にさせてくれる〇〇を考えてみる。
自社の商品やサービス✕旅行、というキーワードでなにかできないか。
気分や演出など、工夫はいくらでもできる。
飲食店だって、忘れられないようにオンラインツールを使ってできることはたくさんある。
まるで店内にいるかのような疑似体験ができる動画やライブ配信など。
配信中に参加者さんたちと交流すれば横のつながりだってできるかもしれない。
シェフが目の前でつくっている場面とか、きっと見ていても楽しいよね。
温泉や旅館だって、バーーチャルツアーなどの疑似体験だけでなく、周りの観光を一緒に楽しんでもらうとか、お土産を一緒に選んであげるとかね。
一人でやるのが不安だったら、親しい友だちや社員さんと一緒にやればいい。
肝心なのは、できない理由を探すのではなく、どうしたら楽しんでできるかを真剣に考えること、なんだって、やってみないとわからないんだから。
それでも不安だったら、売れる、売れない、なんて考えるのはやめましょう!
自分が好きなこと、得意なことで喜んでくれる人は必ずいます。
まずは関心を持ってくれた人に届けてみる。
遊びの感覚でいい。
今、多くの人が、人とのつながりを求めているのですから。
その先に仕事につながることもあるはずです。
豊かな関係性はこうやって築いていくものです。
あなた自身が、いろんな体験をすることも重要です。
人は経験したことの中でしか想像力が働かないから。
どんな分野でも体験したことが、のちのちビジネスのヒントになるはずです。
あなた自分が楽しい体験をたくさんしましょう。
そうすれば、周りの人に楽しい体験を提供できます。
ダメだったら、変えればいいんだから。
行動する人だけが、間違いなく生き残っていけるのです。
<参考リンク>
「お金を出すならモノより思い出」の科学的根拠 https://www.lifehacker.jp/2017/01/170125_money_memory.html
思い出が美化されるのはナゼ!? 記憶を操る脳のメカニズムに迫る! https://hitome.bo/column/article/158.html
Z世代とは?―ミレニアル世代とどう違う?新世代の消費動向と価値観を探る | D4DR(ディーフォーディーアール)株式会社
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藤村 正宏
主宰 : エクスペリエンス・マーケティング
北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」
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