1年4ヶ月ぶりの北海道
6月29日から1週間、エクスマスタッフと、北海道ツアーをやりました。
スタッフ5人が全員揃うのは、1年4ヶ月ぶり。
それだけでも、とてもうれしい。
北海道の塾生さん達にも会いたかったけれど、なるべく少人数なるよう、リアルで会えなかったオンライン塾生さんや仕事でお世話になっている塾生さんに会いました。
本当はみんなに会いたかった。
久しぶりのツアーはとても楽しかった。
仕事の打ち合わせもたくさんできて、今後のエクスマの方向性が、希望とともに見えてきた。
帰ってきて1週間近くたつので忘れないうちに備忘録として記しておこう。
ジンギスカンの美味い店は他にもあるだろう
初日、夕方にスタッフの平松君(まちゃ)と佐藤さん(ゆかりん)と札幌に到着。
久しぶりに飛行機に乗った。
コロナの間に、飛行機のお作法もずいぶん変わった。
搭乗の順番とか、厳格になっている。
もちろん、感染対策のグッズ、消毒用のお手拭きや荷物のカバーなども揃っている。
空港で、札幌のスタッフ鵜沼君(ヴィーノ)と合流、先に札幌に入っていたハッピー橋本君と「サッポロビール園」で会う。
事前にジンギスカンを食べたいとリクエストをしていたので鵜沼君が予約をしていてくれた。
「店はどこがいいですか?」と聞かれた時に「サッポロビール園にして」と伝えてあった。
札幌にはジンギスカンの名店と言われている店がたくさんある。
僕も有名な店にはたくさん行った。
老舗のあの店にも、北海道産のラムにこだわった店にも、さまざまな肉が楽しめる店にも、あそこも、あそこも、どこも、美味しいところばかり。
でも、一番美味しいのは間違いなく「サッポロビール園」。
なんて言うと
「いやいや、それはない」
「そんな観光客相手のところなんて」
「もっとすごい店がたくさんある」
「藤村さんってグルメじゃない」
などなど、外野からたくさん聞こえてくる。
でも、僕は「サッポロビール園」が一番だと思う。
ラムはたぶん国産じゃないし、サービスが超一流というわけでもない。
団体旅行客相手の店かもしれない。
でも美味しい。
なぜそう思うのか?
それは僕がエクスペリエンス・マーケティングを提唱しているってこと。
伝わってます?
美味しさって、食材や料理だけで決まるの?
そういうこと。
もちろん料理は美味しいのはあたり前ですよ。
どこの店だって、美味しいでしょ。
「サッポロビール園」はニュージーランド産の冷凍ラムとかもあるけど、どの肉を食べてもシンプルで美味しい。
でもね、人が美味しいと感じるのは、味覚だけではない。
とても大切な要素は「雰囲気」。
まず「サッポロビール園」はものすごく環境がいい。
広々とした敷地に美しい建物が点在して、北海道らしい樹木が配置された遊歩道がある。
元工場だった歴史的な建物もあり、その中でも食事ができる。
どんな札幌の名店でも、あれだけの環境があるところはない。
食べる前からワクワクするし、食べ終わったあとのそぞろ歩きも楽しい。
そして料理を美味しいと感じる一番の要素は?
それは、誰と食べるか。
これが一番大事でしょ。
めっちゃこだわって育てた北海道産のラム肉でも、嫌いな人と食事していたらちっとも美味しくない。緊張する相手と食事しても、美味しくない。
気心が知れた、大好きな仲間と食べるから美味しいわけです。
食材にはこだわった方がいいですよ。
より美味しくなるんだから。
でもそれはスペックです。
それに頼っているのは、体験を売るというエクスマから言わせてもらうと、まだまだ「モノ」を売っている発想なんだな。
そういうこと。
僕が「サッポロビール園」を予約してって言ったのは、久しぶりの北海道で、北海道らしい開放感とシンプルなラムのジンギスカンを体験したかったから。
スタッフ5人でたらふくジンギスカンを食べて、服も髪も羊くさくなって、大満足。
その後ホテルにチェックインした。
午後8時以降開いている店がなかったので、ホテルのロビーでコンビニのコーヒーを飲みながら打ち合わせ。
楽しく1日目が終わったのだった。
藤村 正宏
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