仕事を遊びに変える
成功している人の多くは、仕事を遊びに変えている。
最近本当にそう思うことが多い。
エクスマ塾生の古田さん。
和歌山県湯浅町で、フルーツの専門店を経営しています。
少し前のことですが、彼のFacebookの投稿のタイトルが目をひいた。
「軽いノリで冗談のつもりで始めてみたら意外と好評。なんでもやってみないとわからんもんですねえ~。(笑)」
その投稿にリンクされていたブログを読んで、仕事で遊んでいるな~って思った。
『世界に一つだけのガチャ』
フルーツの店の店内に「ガチャ」を、冗談半分で置きました。
1回200円でガチャができる。
ジェラートやコンフィチュールが当たる「加工品ガチャ」とフルーツや野菜が当たる「青果ガチャ」。
ガチャをすると番号が中に入っています。
店内のどこかにその番号が書かれている商品があるんですね。
当たった人は店内でその番号を探す。
まさに宝探しゲームみたいです。
小学生の子がガチャをして玉ねぎが当たったそうです。
なんでジェラートのほうやらないんだろうと思ってたらその子が
「やったー。これでお母さんにカレー作ってもらおう!」
って嬉しそうに言ったそうです。
予想外の反応だった。
彼にお客さんの反応を聞いてみました。
「家族で来てお姉ちゃんがジェラートのダブル合ったったから私もダブル当たるまでガチャやるって言ったお子さん。
いやいやガチャやらなくでも普通にお金払えば買えますけど。
小学生や中学生が果物屋で果物を買うのは敷居が高く、何買ったらいいのかもわからないから、ガチャで当たったといえばお母さんが喜んでくれること間違いなし。
ガチャだけしにくるお客さん多数。
あの~うち果物屋なんですけど。
ガチャ専門店じゃないんですけど………って感じです」
お店が楽しい場になっていますよね。
お客様は果物やジェラートを買っているわけではないってこと。
ポイントはこれで儲けようとか、集客しようとしてやったわけじゃなく、ただ面白そうだからガチャを置いたっていうこと。
仕事を遊びに変えている。
「軽いノリでやってみる」というのがいいですよね。
<古田さんのブログ「木の国ブログ」>
「体験」と「一緒に」を求めている
人々は長い自粛生活で、心が疲れている。
人と会えない、会食もできない、家に閉じこもりがち、子供たちは夏休みも楽しめない。
だからみんな意識的にも無意識的にも、楽しい体験を求めているのです。
それも一人ではなく、誰かと一緒に楽しめることです。
みんなで楽しいことをしたいってこと。
そんなときに、こんな遊びのような店を展開する。
ばっちり今の人々の心に寄り添ったわけです。
あなたも軽いノリで遊びの要素を入れ、みんなで楽しめる体験を提供できないか、考えてみましょう。
リアルじゃなくても、オンラインでも良いのです。
藤村 正宏
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