早朝の飛行機で福岡に来ました。
パナソニックさんの仕事です。
朝9時から打ち合わせ、10時から研修でした。
パナソニックさんといえば、家電やデジタル機器が有名ですが、意外に住宅や住宅設備、建築資材なんかも多く手掛けている。
新築の家とかリフォームの、「パナソニック・リビング・ショールーム」っていうショールームもあります。
その関連社員の方々の研修です。
今日はリフォーム。
以前、ボクの塾生さんのリフォーム会社が「頭のいい子に育てるためのリフォーム」というので成功した事例を紹介して、面白いリフォームを考えるワークショップなんかをやりました。
ただのリフォームではなく、リフォームするとどんないいことがあるのか。
どんなにいい効果があるか。
現実的じゃなくてもいいから、面白いリフォームのアイデアをたくさん出すというものです。
ブレストというミーティングの手法でやります。
ブレストというのは「ブレイン・ストーミング」。
「脳の嵐」っていう意味。
頭の中が嵐になるくらい、アイデアを出す。
量が多くなると、その場が化学反応みたいなことが起きて、キラッと光るアイデアが出てくる。
アイデアを出す時に有効なミーティング方法です。
他者のアイデアを批判しない
突飛なアイデア、つまらないアイデアも大歓迎。
ともかく質より量を出す。
この時気をつけることは、「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」という意識。
アイデアの連鎖が起きて、面白いものができてきます。
出てきたアイディアに対しては3つのカテゴリーに分類してみました。
1:現実的
2:ぶっとんでる
3:楽しい
1:現実的
心が落ち着いてゴハンがすすむ
探し物をしないでいい(収納が充実している)
家族の仲が深まる・会話が増える
ダイエットができる
運気があがる2:ぶっとんでる
サバイバル(家が迷路のようになっている)
家出した弟が帰ってくる
子供が人気アイドルになれる(アキバでリフォーム)
お金持ちになる(ビルゲイルモデル、孫正義モデル)
離婚しそうな夫婦最後の砦
子供がテニス全米オープンで優勝する3:楽しい
孫が遊びに行きたくなる
もう1度恋をする
昭和の暮らしが体験できる
自信がわいてくる
雨の日が待ち遠しくなる
沖縄移住ができる(沖縄店)
などなど、ここに書いたのはほんの一部。
そのアイデアの中から、各ショールームで面白いっと思ったものを、自分のところに落とし込むようにアレンジします。
さまざまなアイデアを組み合わせたり、ふくらませたりして現実化させていく。
面白い展開になりました。
やっぱりアイデアを出す時には、ひとりよりふたり、ふたりより多くのほうが、たくさん生まれます。
たくさん出たアイデアを、分類して、その中でまた編集しながら、実現に近づけていく。
それを持ち帰って、実施してみる。
もちろん環境が許す範囲でです。
ともかく行動そうすることで、研修がさらに腑に落ちるんですね。
小さな行動でもいいから、行動するんです。
藤村 正宏
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