コロナが終息してもオンラインへの流れは止まらない|いつまで昔の営業をしているの?

半年ぶりのリアルセミナー

昨日、2020年9月10日、半年ぶりにリアルのお客さまに講演しました。
調べてみたら、リアルの講演は今年の2月の終わりくらいが最後でした。
それまでは年間100回くらいはリアルのセミナーや講演をしていたのに、この半年、ゼロですからね。
久しぶりに感覚を思い出した。

僕がもう18年も毎年呼ばれている「大阪産業創造館」での講演でした。

大阪産業創造館での講演

その中で話したトピックの一部をブログに書きます。

DXって言葉知っていますか?
デジタル・トランスフォーメーションのことです。
「今こそデジタル・トランスフォーメーションをしなきゃ、企業は淘汰されていく」と言うような煽る記事もよく見かけます。

「ああ、知っているよ、業務をデジタル化するんだよね」

そう思うかもしれませんが、DXは、リモートワークにするとか、デジタルメディア、たとえばブログやYouTubeやSNSに力を入れるとか、Eコマースをするとか、そんなことだけじゃない。
もちろんそんなことも、DXの一部ではあるし、大切なことだけど、もっと大きく捉えることが大事なんだと思う。

DXの本質は会社の組織、枠組みごと、デジタルやネットワーク技術を使って、大きく変容(トランスフォーメーション)をすることなんです。
改革(イノベーション)ではなく、変容(トランスフォーメーション)

もう見た目も違うくらい生まれ変わる感じかもしれない。
言葉にすると、
「デジタルにできたらいいなって言うレベルじゃないんだ、もうデジタルじゃないとやばいって!」
そんな感じです。

Zoom配信機材

便利さを一度知ると不便なことには戻れない

この半年で、大半の業務はリモートで済むことを痛感しましたよね。
最先端のデジタルネットワーク技術を使えば、直接に顔を合わせていなくても、商談、ミーティング、授業、オフィスワークなどのかなりの部分を、ストレスなく仕事ができることが証明されました。

満員電車、オフィスワークは「密閉」、「密集」、「密接」な三密そのものですよね。
人と人が会うことがストレスになっている時代。
デジタルネットワークの技術で、リアルに会わなくても仕事ができるというのは、コロナが終息しても習慣になるでしょう。

「何言っちゃってんだよ、やっぱり営業は直接会って話すことが重要なことだよ、安全な世界になったら、またお客と直接会うことになる」
と言う人がいたら、そう言う会社は淘汰されていく可能性が高い。

「オンライン営業になってから、お客さまと商談する機会が増えて、前よりも業績がよくなった」
という会社がある。
移動時間がかからない分、会う回数を多くすることができます。
おまけに移動に伴なう金銭的なコストや身体の疲れもないのです。
あなたの競合している会社が、全ての営業活動を効率のいいオンラインに切り替えたら、会うことにこだわっていると、不利になるのは目に見えています。

人は一度便利なことに触れると、不便なものに逆戻りすることはないのです。

コロナ後の世界でも、営業はオンラインが主流になると想定して準備をすることです。

オンライン上で、直感的にわかりやすい資料
オンライン上で、好感を持ってもらう話し方や表情
オンライン上で、映り込む背景の小道具

オンライン上では、これまで気にならなかったことが気になったり、場合によっては疲れを感じてしまったりする。
自分が営業マンとして、オンライン上でお客様とコミュニケーションしていくときには、リアルな場面以上に気を配るべきことがたくさんあるのです。

だから、DXの一環として、従業員のオンラインコミュニケーションの研修なんかも増えてくるかもしれません。

今までと同じことの延長線上でDXを捉えるのではなく、新しい枠組みを構築するくらいの覚悟を持ってやらなきゃうまくいかない。
なぜなら、組織も個人も相当なショックを受けないと、大きな変容(トランスフォーメーション)に取り組む事は難しいからです。

今この時が、変容するチャンスです。

今月のエクスマ予定

・エクスマ塾生限定セミナー「エレメントE」

「関係性のつくりかたも変わったよね!」
でお届けします。
9月16日(水)午後2~5時まで(3時間)
5,000円(税別)

詳細はこのブログから見てね。
【関係性のつくり方も変わったよね!】

・オンラインエクスマセミナー
9月29日(火曜日)午後8時から10時までの約2時間。
「ポストコロナ時代の『個のチカラ』とは?」
9月29日(火)午後8時から10時(2時間)
詳細はこのブログから見てください。
 
一部、午後8時30分とお知らせしていましたが、午後8時からです。
すみません。
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