BMW 320iツーリングという車
シルバーウィーク中に、新しい車を発注してきました。
実はボクが今乗っている車が、マンションの駐車場の規定に、車幅で1センチオーバーしていることが発覚。
1850ミリ以内でなければダメだったんです。
ボクの車BMW523dは1860ミリ。
駐車場をマンション以外の駐車場を借りるか、車を小さいのに買い換えるか、どちらかの選択を迫られた。
マンション以外で駐車場を借りるのは、考えられません。
だから小さい車を買うことにしました。
すぐにお世話になっている、BMWの営業の鈴木さんに電話して探してもらいました。
それで、BMW320iツーリングという車にしました。
色はサファイアブラック。
これだったら、車幅が1800ミリなので、規定をクリアします。
ちょっと小ぶりになりましたが、BMWだから運転はおもしろいです。
納車は10日後くらいです。
ヨーロッパの高級車の名前は記号
クルマのネーミングで、とっても不思議に思ったことがある。
「どうしてヨーロッパの高級車はネーミングがないんだろう?」
そういうことです。
たとえばBMWのクルマはすべて記号です。
「BMW 530i」「BMW 320i」「BMW X3」・・・
などなど。
基本的にはクルマのサイズを「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」に分け、四輪駆動の「X」スポーツタイプの「Z」などで分類しています。
名前のついている車種はひとつもありません。
高級車の代名詞メルセデスベンツもそうです。
「A」からはじまって、車格によって「B」「C」「CLA」「E」「G」「M」「S」「V」・・・などなど、となっています。
ボルボもそうです。
ヨーロッパ車で名前がついているクルマもあります。
たとえば、庶民のクルマといわれている、フォルクスワーゲンのクルマなんかはそうですね。
でも、いわゆる高級車といわれている会社は記号です。
それに比べ、日本のクルマはすべて名前がある。
「クラウン」「カローラ」「プリウス」「アコード」「レガシー」・・・
新しいクルマが発売されるたびに、新しい名前が誕生します。
アメリカ車もそうですよね。
名前がある。
これはどうしたことなんでしょう。
ヨーロッパの高級車の場合、クルマ自体より、そのクルマを作っている会社にブランド力がある。
そういうことなんじゃないかなと思う。
ブランド・イメージが確立していますよね。
BMWだったら、「ドライビングマシーン」。
クルマ好きが乗る、運転を楽しむクルマ。
「駆け抜ける、よろこび」というキャッチフレーズが、BMWのコンセプトを表しています。
同じようにメルセデスなら「プレステージ」、ボルボなら「安全」。
独自のブランド・イメージを発信しているわけです。
会社自体が強烈なブランド・イメージを発信しているから、商品には具体的な名前でなくても、記号で価値が伝わるってことなんです。
でもこれは、自動車という商品ならではのことでもあるんですね。
自動車は性能、スペックが重要な商品です。
スペック優先の商品、クルマやカメラ、機械モノの場合に合っている。
キャノンの一眼レフは5Dとか、ニコンの一眼レフD4Sとかね。
スペック価値を表すのに、記号というのはフィットしているんですね。
そんなことを考えていたシルバーウィーク最終日でした。
藤村 正宏
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