映画は気づきがいっぱい
名古屋のホテルにいます。
今日夜、名古屋の映画館でエクスマセミナーをやるのですが、そのセミナースライドを作っています。
映画館っていっても、最近のシネコンではなく、昔ながらの単館です。
場末の映画館っていう、とってもいい感じの映画館です。
楽しみです。
映画というのは、ホントに「気付き」がたくさんあります。
普通に見ているだけでも楽しい。
当然ですよね。
たくさんのお金をかけて、たくさんの人を集めて、たくさんの時間をかけて、すごいエネルギーをかけてつくっているんですから、面白くないわけがないですよね。
面白くないのもいっぱいあるけど。
ボクは子どもの頃から映画が好きで、大学では映画や演劇の勉強をしてきました。
映画館の暗闇の中でシートに座って映画が始まるのを待つ、あのワクワクドキドキした感じは、大人になってもいまだに忘れられません。
映画は、見るだけでもとても楽しいんですが、見方によってはビジネスの「気付き」がメッチャメチャたくさんある。
今までに見た映画をまた違う視点で見てみると、ああ、このセリフは真理だなとか、このシーンってスゴイ気付きだな、というポイントが至るところにあります。
『顧客満足』を目指すな!
「顧客満足」は目指すものではない。
だって、お客さまからお金をもらっているのですから、「満足」させないというのは「詐欺」みたいなもので、顧客満足は最初からあるのが当たり前なんです。
だから「弊社は顧客満足を目指します」なんてスローガンは、「ウチはプロではなく素人なんです」って宣言しているみたいなもの。
「顧客満足」は目指すものではない。
それを超えなければなりません。
ボクは学生時代、演劇学を学びました。
演劇の演出をしたり、映画製作に協力したりしていました。
演劇や映画を作っている人たちは顧客満足なんて目指しません。
だいたい、顧客満足を目指した映画って、面白いと思います?
映画を作るスタッフの人たちが、「今回の映画は顧客満足を目指したものにしよう」なんて話したら、そんな映画、面白くなさそうでしょ。
満足ではなく、それ以上のもの・・・。
たとえば「感動」とか「熱い思い」とか「強烈なメッセージ」など。
そういうものを創り出そうとしています。
それが、ビジネスの世界になると、顧客満足レベルになってしまう。
「満足」を目指しているのと、圧倒的な「感動」を目指すのでは、これは歴然とした差がでるのは、当たり前です。
「顧客満足」は目指すものではない。
あるのが当たり前。
「顧客満足」を超えて、圧倒的な価値を創出しましょう。
ホテルの部屋で映画館セミナーの準備をしながらそんなことを考えていました。
さあ、圧倒的な場を創るように、がんばります。
藤村 正宏
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