新しいコトをするのはいつもエキサイティング
今日は短パン社長こと、株詩会社ピーアイの奥ノ谷社長とトークセッションライブをやりました。
始めてのカタチで、どうなるかと思っていましたが、とっても評判がよかった。
「とても楽しかった」
という声をたくさんいただきました。
そして、そのあと「すごく役立ちました」と言ってくれます。
楽しくて役立つって、「場」としてはとってもいいセミナーってことですよね。
会場もカッコいいステージがあって、音響もいいしね。
とりあえずホッとしているところです。
塾生さんの坪井さんが名古屋から駆けつけてくれたし、北海道の塾生さん、松本 仁さんは奥様と一緒に来てくれました。
うれしいですよね。そういうのは。
ほかにも山口県や札幌、遠くからきてくれました。
今日はあえて、台本なしでのトーク。
何が飛び出してくるかわからない。
もちろん、すべてがトークではなく、短パン社長もボクも、45分くらいずつは講演しました。
でも、どういう話しをするかは事前にわからない。
ある意味スリリングなセミナーでした。
まさに、即興演奏(インプロヴィゼーション)だからこそ、その緊張感や即時性、臨場感がすごいんだろうな。
もちろん、だいたいのテーマがありますよ。
「個人のメディア化」「新しい世界」「二つ以上の仕事をしよう」などなど。
でも、それもどういう流れでそうなるかを決めていない。
参加者さんの反応を見ながら、悋気応援に話しをしていくんです。
今までやっていたセミナーとは、概念がちがうってことです。
新しい試みをするたびに、いつも思うのですが、別に新しいことをやらなくても、今まで通りのセミナーでいいじゃんって。
だって、それが一番安全ですから。
安心できるし、何度もやっているから、間違わないし。
もちろんボクも、今までやっていたセミナーもよくやりますよ。
とっても好評だし、ボクも楽しいから。
でも、思いっきり実験的なセミナーも、時々はやるように心がけています。
一番の理由は面白いから。
何か新しいコトをするのは、とっても楽しいです。
うまくいくかどうかわからないけれどやってみるという、挑戦的な状況が、ある種のエネルギーを創り出す。
それがとってもエキサイティング。
だから新しいコトをしたくなるんだと思うんです。
理屈や言葉ではそんな感じかもしれないけど、実際は言葉では表せない魅力が、「新しいコトにチャレンジする」ということには、確実にあります。
競合他社ではなく、激変する環境のほうが怖い
以前ブログの記事で、「激変している時代、同じことを繰り返すほうが危険」というのを書きました。
激動の時代だから、変化しないとそれは後退しているのと同じだって。
ボクたちのような仕事でもそれは同じであって、状況や環境に合わせて変化していくことが大事です。
もちろん変わらない普遍的なモノもありますけど、それはそれで大切にしながら、変わるべきところ、新しいコトををすることは、今の時代にビジネスをしていくのに、大事な視点になります。
よく、ライバルの同業他社と比較して、うちのほうが優れているから大丈夫だというような会社があります。
でもそれって本当に大丈夫でしょうか。
それはビジネスや商売の、あるべき姿ではないと思うのです。
お客さまの方をみないで、ライバルの競合ばかり見ている。
これはあるべき姿、真理ではありません。
競争するべき相手は、ライバルではなく、今の激変する環境なのです。
これが最大の競争相手になる。
激変する環境に対応できなかったら、滅亡するだけです。
だって、何度も言っていることですが、真理の沿わないビジネスは、今はいいかもしれないですが、いずれ淘汰されていくのですから。
たとえば印刷業。
印刷物というのは、年々減っています。
デジタル技術やITテクノロジーの進化で、印刷物が少なくなっているから。
そういう環境ですから、印刷業界の市場規模は毎年減りつづけています。
そんな業界の状況の中で、他社より価格を安くして、他社の仕事を獲ろうとかする会社がある。
そういう会社が多くなると、印刷業の復活はとうていありえません。
新しいビジネスモデルにチャレンジしないから。
ただ単純に、受注産業として、印刷物を売るというビジネスモデルを換えなければならないということ。
自社のもっている資産を、新しいことに活かしていくことを考える。
そのためには、常に新しいことにチャレンジしていかなければなりません。
印刷会社の競争相手は、同業他社の印刷会社じゃなく、激変する環境だということです。
そしてこれは、印刷業に限ったことではないということ。
あなたの業界でも同じです。
今日のトークライブが終わって、懇親会場までの道で考えていたのは、概ねそんなことでした。
藤村 正宏
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