ラストシーンが重要なのだ!
以前の記事「販促物と演劇の作り方は似ていると思う」で販促物の「ラストシーン」から決めるということを書きました。
でもね「ラストシーンを最初に決めるんですよ」なんて言われても、販促物のラストシーンっていったい何だ?
そう思うかもしれない。
でもこう考えてみてください。
「販促物を読んだお客さまに、読み終わった後、どうしてもらいたいのか?」
ってことです。
これが販促物の「ラストシーン」です。
「注文してもらいたい」
「資料請求してもらいたい」
「来店してもらいたい」
「webを見てもらいたい」
いろいろありますよね。
販促物の目的です。
とにかく最初に、「読んだ人にどういう行動をしてもらいたいか?」ということを、中心命題にして出します。
そしてそれをどうやって伝えるかを考え、いろいろな要素を加えていくのです。
販促物はひとつの目的のために作ります。
それはお客さんの行動です。
販促物の目的をはっきりさせることです。
この販促物に接した相手にどういう行動をとってもらいたいのか?
これが明確になっていなければ、販促物を出しても効果は期待できません。
効果が薄くなっちゃうんですね。
電話やFAXで資料請求をしてもらいたいのなら、電話番号やFAX番号を大きくわかりやすく書く。
来店してもらいたかったら、わかりやすい地図を載せる。
webを見てもらいたいのなら、「○○で検索」と誘導する。
「読んだ人にどういう行動をしてもらいたいか?」
まず販促物を書く前にそれを明確にしましょう。
エンディングを考えるのです。
そしてあなたが目指すエンディングは、もちろん
「ハッピーエンディング」
なのです。
何がなんでもハッピーエンドにしなければならないのです。
あなたにとっても、お客様にとってもね。
マーケティングはハッピーエンドを創るシナリオ
「すぐれた作家というのは物語を、なにがなんでもハッピーエンドにする能力がある」
という名言を残したのは、劇作家の、つかこうへいさんです。
作家だけなく、ビジネスパーソンも、必ずハッピーエンドにしなきゃダメなんです。
ビジネスは「ハッピーエンドを創り出す」ことが目的だからです。
そのために、以下のように考えてみましょう。
ハッピーエンドの作り方
1:自社の強み、価値、独創的部分の抽出
ほかの競合より優っている部分を、たくさんあぶりだします。
2:ハッピーエンドは何かを考える
その強みを活用して、理想的な姿を思い描くんです。
どうなりたいのか? どうなったら成功なのか?
3:現状とハッピーエンドの間を埋めるシナリオを考える
ハッピーエンドにするために、どういうことをやらなければならないかを構築していく。
4:シナリオを実践する
その構築されたシナリオを行動するわけです。
行動しなければ何も変わりません。
大まかに言うと、こういうことを徹底的に考えて、実施していく。
ここで重要な概念が「ハッピーエンド」なんです。
ちがう言葉でいうと「理想的な姿」「目標」・・・などなど。
まず自社の成功のカタチを描かいてみることです。
マーケティングシナリオというのは「ハッピーエンド」に向かって、現実とのギャップを埋めていくコトなんです。
売上を劇的に増やしたい人
繁盛する店にしたい人
自社の経営を革新したい人
起業を考えている人
あなたの「ハッピーエンド」は何かを考えてみましょう。
それが明確になったら、現状からそこまでに何をやらなければならないかを考えるんです。
物語を作るように、道筋を作っていくんです。
やらなければならないコト。
捨てなければならないコト。
必要なコト。
すでに持っている価値。
足りないもの。
そういうことを考え、あなただけの「ハッピーエンド」実現しましょう。
藤村 正宏
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